家づくりで快適に暮らすためのコツは「広さ」より「間取り」にこだわることかもしれません。今回、7年前に家を建てた日刊住まいライターが、子育てを通じて「これは便利!」と感じた間取りを紹介。面積を広めに取った玄関や、子育てをスムーズにする水回りの配置をはじめ、“コンパクトながら子育てしやすい家”を実現した、間取りのこだわりポイントをレポートします。
すべての画像を見る(全6枚)1:狭小住宅でも「玄関は2畳確保」
筆者は、夫と4歳娘の3人家族です。7年前に地元工務店で、延床面積26坪の2階建て住宅を建てました。1階にはLDKと水回りがあり、2階には寝室や子ども部屋があります。
そんなわが家の玄関は、約2畳分の広さ。三輪車やベビーカーをそのまま置いても、人が通れるゆとりがあります。
子どもが赤ちゃんのときは、散歩中にベビーカーで寝てしまっても、たたまずに家に入り、起こすことなく玄関で見守ることができて、大変助かりました。
また、家族3人が出入りしても渋滞しないので、お出かけの準備や荷物の出し入れもスムーズ。当初は敷地に対して、玄関にこれだけのスペースを取るのはぜいたくかな? と思っていましたが、子どもが生まれてからは正解だったと実感しました。
2:玄関から水回りへのアクセス
玄関を上がると、すぐにトイレ、洗面脱衣所、浴室と水回りが並んでいます。子どもが砂や泥だらけで帰宅しても、手洗いや足洗いに直行できることが魅力!
また、子どものトイレのタイミングは読みにくいものですが、玄関に近いことで、外出前・帰宅後にトイレに立ち寄る習慣が身につきました。