停電など、非常時の備えとして「ポータブル電源」を用意する家庭も増えています。でも実際に停電したとき、どのように使えばいいのでしょうか。そこで今回は、3人家族のESSE読者が 、冬場の停電時に使いたい家電の消費電力をシミュレーション。国際災害レスキューナースの辻直美さんにアドバイスをいただきながら、Jackery(ジャクリ)の最新ポータブル電源「1500 New」の実力を検証しました。ポータブル電源を日頃から取り入れるアイデアも満載です。期間限定のキャンペーンセールと併用できるESSEonline読者限定のクーポンは記事の最後に!

きくともさんアイキャッチ
「Jackery ポータブル電源 1500 New」で、停電時に使いたい家電の消費電力をシミュレーション。自宅で実際に試したのは、家族3人+愛犬と暮らすESSEフレンズエディターのきくともさん(40代)

家族で「停電時に使いたい家電」を考えておくことが重要

昨今増えている大雨による停電。一部地域の停電(電柱・電線の損傷など)の場合も、復旧までには半日〜2日かかるケースも。そんなときの備えとして、ポータブル電源は安心材料になりますが、だからこそ、停電時に使いたい家電が、どのくらい電力を消耗するのか知っておきたいもの。

国際災害レスキューナースの辻直美さん監修のもと、優先して使いたい家電や、電力を効率よく使う方法を考えていきます。

1:停電時に気になる「冷蔵庫」の消費電力は?

ポータブル電源で冷蔵庫

停電時に使いたい家電として、きくともさんはいちばんに冷蔵庫を挙げましたが「停電時の優先順位はそこまで高くなくてもいいかもしれません」と辻さん。

「停電したからと慌てて開けてしまう人は多いですが、開閉によって冷凍庫内の冷気を逃さなければ、24時間程度は食品の品質が保たれます(※1)。そこを意識したうえで、①常温だと腐りやすい生鮮食品や手づくりの常備菜など→②冷蔵庫内のもの→③冷凍食品→④乾物・缶詰といった順で消費していきましょう」(辻さん)

ジャクリポータブル電源画面
あくまでも目安ですが、Jackeryのポータブル電源は残りの電力が%で表示されます

きくともさん宅の冷蔵庫(容量550L)を1時間使用したところ、ポータブル電源のパーセンテージは100%から95%まで減少しました。 Jackery公式サイトの製品ページによると、この「1500 New」は消費電力60Wの冷蔵庫なら約2日間食材を冷蔵することが可能です。(※2)

「優先順位は考慮しつつ、Jackeryのポータブル電源に搭載されている、充電したまま家電が使える『UPS機能』(※3)を利用すれば、夏場の外出時に停電したときも安心材料になるかなと思いました」(きくともさん)

※ 1…冷凍庫内に半分程度食材などが入っている状態の場合。ただし、機種や製造時期などにより異なります

※ 2…冷蔵庫の容量、設定温度、開閉回数などによって消費電量が異なります

※ 3…電力の遮断を避けたい電化製品に普段から接続しておくことで、停電が発生してもポータブル電源側からの給電に自動できり替わる機能

2:日常に近い&時短メニューをIHコンロで調理

ポータブル電源で調理

命をつなぐために欠かせない食事。冬はとくに、温かいものが食べたくなります。

「非常食の備えも必要ですが、日常に近い食事がいちばんほっとするもの。停電の期間が長引く場合はなおさらです。冷蔵庫に残っている食材と、災害時でも火加減が調整しやすいホットプレートやIHコンロを活用して調理をしてみましょう」(辻さん)

そんな辻さんのおすすめレシピが、調理時間を短縮できて消費電力も抑えられる「ワンパンパスタ」。今回は冷蔵庫に残っていたベーコンと野菜、トマト缶と3分ゆでのスパゲティを使用し、麺の下ゆでなしで同時に煮込んで調理。約10分の調理で、電力は94%から80%に。熱を発生する家電は、消費電力が大きくなるようです。

「以前、防災の意識を高める一環として食べてみた非常食の味に慣れなくて…停電時も、普段と変わらないメニューを食べられるのは安心しますね。調理時間が短くてすむ、早ゆでのスパゲティとトマト缶を常備しておこうと思います」(きくともさん)

3:連絡&情報の命綱となる「スマホの充電」

ポータブル電源でスマホ充電

停電が長引いたとき、確保しておきたいのがスマートフォンのバッテリー。「1500New」なら、USB充電ポートが3口あり、家族みんなのガジェットを一度に充電できます。

今回は、スマホの充電が残り66%の状態から100%になるまで約1時間かかり、ポータブル電源の消費電力は80%から変化がありませんでした。ちなみに「1500New」では、スマホのフル充電(29W)が約79回できます。

「ポータブル電源はしまい込まず、普段から使っておくと停電時も慌てずに行動できます。ポータブル充電&動作確認のためにも、日頃からリビングに置いて、家族みんなでスマホやパソコンを充電してみましょう」(辻さん)

4:防寒対策に冬場は「電気毛布」で体力を温存

ポータブル電源で電気毛布

「命を守る行動として重要な季節ごとの防寒・防暑。冬場は服を着込んで暖をとるのはもちろん、夜間や睡眠中は電気毛布を活用しましょう」(辻さん)

今回は60Wのシングルサイズの電気毛布を1時間使用し、ポータブル電源の電力は80%から77%に。きくともさんのお宅がある神奈川県の12月の平均気温は10℃前後。電気毛布は電力消費の少ない防寒対策として有効といえるかもしれません。

日常から“もしも”まで重宝する、Jackery ポータブル電源

コンパクトなのに家族を守る、Jackeryのポータブル電源

Jackery ポータブル電源 1500 New

Jackery同クラスの旧モデルと比べて、サイズは約44%、重量は約15%の削減を実現した「Jackery ポータブル電源 1500 New」。1536Whと大容量&2000Wの高出力で、家庭のコンセントの1500W出力よりも高く、家庭のほとんどの家電を動かすことができます。

また、家庭用ACコンセントを使用し約1.5時間でフル充電が可能。毎日充電しても10年間長持ちする高耐久LFPバッテリーを採用している点も魅力です。

Jackery ポータブル電源 1500 New
サイズ:約330×221×242 mm
重量:約14.5 kg
容量:40Ah/38.4V DC (1536Wh)
価格:¥149,800

「Jackery ポータブル電源 1500 New」製品ページ

●冬の停電を「1500 New」で生活すると…

図

上記は、「1500New」で使用できる家電の目安。この表をもとに、それぞれの家庭で必要な家電と電力のバランスをシミュレーションしておくのがおすすめです。

「大容量のポータブル電源があるとつい気が大きくなって、あれもこれも“普通の生活”のときのように電気を使ってしまいがちです。しかし実際には、災害時に3日で復旧のつもりで使用していたものの、まだ復旧しない…ということもあり得ます。災害時は①なにに使うのかを明確にする②使うときには命に関わるものを最優先に③代用できるものはなるべく電気以外で実施する④優先順位を家族みんなで共有しておくことが必要です」(辻さん)

たとえばペットの有無など、どの家電を優先して使用するかはそれぞれの家庭で変わりますし、ポータブル電源もさまざまな容量・タイプがあります。いざというときに慌てないためにも、家族構成や用途に応じて対応W数などを確認し、ベストなものを選びたいですね。

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コード名:PR25BFESSE
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利用期間:2025年12月5日まで
対象製品:1500New及びソーラーパネルとのセット商品
対象店舗:Jackery公式サイトJackery公式Amazon店

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<Jackeryポータブル電源 ESSE online掲載記事>
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問い合わせ先/Jackery Japan https://www.jackery.jp/