大がかりな片付けではなく、日々の小さな行動の積み重ねが家を軽くしてくれます。「60代になり、家の中のものが少しずつ減っていくと、暮らしの息苦しさまで和らぐことに気づきました」というのは、YouTube「60歳からの幸せライフ」で暮らしや生き方のヒントを発信しているライフさん。詳しく伺いました。
すべての画像を見る(全7枚)ものを増やさない小さな習慣が“家の軽さ”をつくる
歳を重ねると、一気に片付けるよりも、気づいたときにそっと手を動かすほうがずっと続けやすいと感じるようになりました。難しいテクニックはいりません。家を軽くする小さな行動を積み重ねるだけで、暮らしが少しずつ整っていくと思います。
今回は、60代の私自身が暮らしの中で実践している習慣をご紹介します。
1:同じ用途のものは“お気に入り1つ”にまとめる
タオルやバッグ、キッチンツールなど、同じ役割のものはつい増えてしまいます。私は60代になり、「本当に好きな1つだけを残す」ことを意識するようになりました。たとえばしゃもじや栓抜きはひとつあればいいし、トングがあればほかの調理グッズを兼ねることができます。
数を絞ると収納がすっきりし、管理もぐんとラクになります。お気に入りだけで暮らす心地よさは格別です。
2:メイク用品は“毎日使う分だけ”にする
ポーチの中には、使わない色のコスメが増えがちです。私は思いきって“毎日使うものだけ”に厳選。必要なものが厳選されると、必要なコスメが探しやすくなります。朝の支度がスムーズになり、鏡の前に立つ時間が楽しみになりました。
60代になってからはあれこれコスメは使わないし、こうした小さな工夫で日常の余裕を生みやすくなったと実感しています。
3:DMやチラシは届いたその日に処分する
紙類は、たまると部屋全体が散らかった印象になります。私は郵便受けをあけたその場で仕分け、不要なDMはすぐに処分する習慣をつけました。
たった数秒の面倒くささのおかげでテーブルやカウンターがすっきり。家に入った瞬間の空気まで軽く感じられます。後で片づけよう、を手放すことが心の負担を減らすポイントでした。



