あわただしい朝、自分のことはつい後回しになっていませんか? 今回は精神科・心療内科医師の福永伴子さんに、忙しい女性におすすめの朝のルーティンを教えてもらいました。たった5分だけでも、自分のための時間をつくって心すっきり。1日を最高の気分でスタートさせましょう。

自分を大切にできる、朝のルーティンを紹介します
自分を大切にできる、朝のルーティンを紹介します
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朝の時間は「自分のため」に使う

朝の時間は“だれかのため”ではなく、“自分のため”に使って欲しい――。そう話すのは、医師として多くの女性の心に寄り添ってきた福永伴子さんです。

「妻や母など、多くの役割を担う女性は、自分をないがしろにしがちです。でも自分を犠牲にしたままだと自己肯定感がどんどん下がり、イライラの矛先が家族に向いてしまうことも。だからこそ、朝5分でも、“自分のための時間”をつくって欲しいんです。たとえばコーヒーやお茶をいれて、ひと息つくだけでもいい。この時間が自分を大切にしているという感覚につながり、自己肯定感を高めてくれます。自分をいたわる習慣が心のゆとりを生み、1日を心地よくスタートする力にもなりますよ」

自分ファーストで心が整う、4つの朝習慣

では、福永さんのモーニングルーティーンをみてみましょう。

●1:夜準備した朝ごはんで目覚めのスイッチオン

オーバーナイトオーツとコーヒー

朝食のオーバーナイトオーツは、前夜に準備。

「オートミールにアーモンドミルクを注いで冷蔵庫へ。朝、食べ頃に。血糖値の急上昇も防ぐメニュー」

●2:天気予報を確認して体調の波を予測する

漢方の五苓散料

毎朝、テレビで天気予報を確認するのが福永さんの日課。

「低気圧が近づいているときは、漢方の『五苓散(ごれいさん)』を飲んで頭痛を予防。これも自分をいたわる方法のひとつです」

●3:いつものメイク+5分で気持ちを上げる

マスカラを付ける女性

気分が沈んでいるときこそ、メイクの力が効果絶大。

「マスカラをたすだけでもOK。ほんの少し自分に手をかけるだけで気分が上がります」

●4:コーヒーをいれて自己肯定感アップ

やなか珈琲店のコーヒー豆とNAKAMURA TEA LIFE STOREのほうじ茶
最近は『やなか珈琲店』のコーヒーと、娘からもらった『NAKAMURA TEA LIFE STORE』のほうじ茶がお気に入り

コーヒーをいれるときは、“自分のため”と意識して。

「がんばっている私へのごほうびに、ちょっとぜいたくな豆をひいていれています」