ものを減らして暮らしを見直すと、本当に心地よいものが見えてくるのかもしれません。暮らしの楽しみや季節の移ろいをYouTube「hibi hibi」で発信しているasakoさん(40代)は、夫と2匹の猫との暮らしのなか、ものを選ぶときに大切にしていることがあるといいます。今回は、asakoさんが実践する、もの選びの基準や、自分の感覚との向き合い方を紹介します。

asakoさんの心地のよいもの選びのコツを紹介します
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ものを選ぶときに大切にしていること

10年前に自身や家のものを大量に手放し、家事や暮らしを見直したことで、自分に合ったシンプルな暮らしを楽しむasakoさん。ものを減らしたことで、もの選びの基準も変化したといいます。

「抽象的なんですが、目に見えない空気みたいなところは大切にしています。いつも自分が『いいな』と思うときの気持ちを、まずは自分の中で確認する習慣をつけています」(asakoさん、以下同)

幼い頃、団地暮らしで自分の部屋がなかったasakoさんは、2段ベッドの一角に板を渡して、自分だけの居場所をつくっていたのだとか。そうした経験もあり、「自分はなにに心地よさを感じるのか」を日々意識していくことで、もの選びの基準が定まっていったといいます。

「場所やものに限らず、自分の中に『いいな』というものをストックしていくんです。ものを選ぶときも、その感覚を大切にしています」

すてきなものを見つけても、すぐには買わない

食器棚

SNSや雑誌ですてきな暮らしや愛用品を目にすると、「あれもこれもほしい」と感じることは少なくありません。そんなとき、asakoさんはどのように気持ちと向き合っているのでしょう。

「『欲しいな』という気持ちは大切にしながら、『収納場所はあるのか』『本当に使うのか』を冷静に考えるようにしています」

コツは、高揚感だけで判断しないこと。

「『すてき』という気持ちはとても大切にしています。でも、自分の暮らしに取り入れるときは『私は本当にほしいと思っているかな』ということを、じっくり考えた上で購入を決めることが多いです」

ものを購入するきっかけは、壊れた道具の買い替えのように必要に迫られるケースと、個展で器に出合ったときのような、感覚的なケースが半々くらいだといいます。

とくに器については、「食卓に新しい風が入ってきそう」と感じたときに迎えることもあるのだとか。

「日々の晩酌や食事の時間を豊かにするためのものとして捉えています」

器選びでは「盛りつけやすさ」と「収納」も大切に

レバーを使った主菜をオーバル皿に盛りつけて
レバーを使った主菜をオーバル皿に盛りつけて

日々の食卓を大切にしているasakoさんが愛用している器はオーバル(楕円形)のもの。

「炒め物のような普段のおかずでも、ざっと盛るだけでおいしそうに見えるんです。丸いお皿が多い食卓のなかにオーバルが入ると、動きが出ますよね」

見た目だけでなく、普段の食事との相性も重視しているそう。

「おつまみを盛りつけやすそう、とか、家のテーブルの色や素材感に合うかも考えています」

もうひとつの判断基準になるのが収納性です。

「作家さんの器は厚みがあったり大きかったりするので、しまいやすいかどうかも大事です。収納場所がないものは自然と候補から外れます」