体力や気力の衰えを感じる60代。できるかぎり身も心も軽やかに暮らしていきたいですよね。「50代で暮らしを見直して世間や人に合わせることを卒業したら、60代に入ってからの暮らしが自然とラクになっていきました」と語るのは、著述家の中道あんさん。ここでは、中道さんが「やめてよかった」と感じる5つの習慣について紹介します。
すべての画像を見る(全2枚)習慣1:決まった時間に規則正しく食事をとる
長年「規則正しく」という習慣が刷り込まれていたせいか、これまでは決まった時間になったら、おなかがすいてなくても食事をとっていました。
でも今は、「おなかが空いたら食べる」が基本に。朝はしっかり食べ、昼は軽くバナナやサンドイッチだけの日もあります。夜は遅くとも19時までに食べ終えるように。
ときには、16時くらいにしっかり夕食を食べて、それから朝までなにも食べないことも。そういう翌日の朝ごはんが、猛烈においしいんです。
「時間」ではなく「体の声」を聞くようになってから、体が軽くなったような気がします。
習慣2:お酒を飲む習慣
あれほど好きだった日本酒が、今はもうほとんど飲めません。飲み会にも、よほどのことがないかぎり、行かなくなりました。
夜は静かに本を読んだり、愛犬と過ごしたりしています。のんびりと、まったり過ごすひとときが、なにものにも代えがたい充実の時間に。お酒をやめても寂しくないどころか、夜がいちばん豊かな時間になりました。これって歳でしょうかね。
習慣3:スタイルよく見せるためのおしゃれ
50代の頃は少しでもきれいに見せたくて、エレガントなミドルヒールを履いたり、流行を追ったりしていました。
でも60代の今は、ラクで自然体がいちばん。いわゆるパンプスをすべて処分。体を締めつける服は手放し、シンプルで心地いい服が定番です。
その代わりに、肌がくすんできたので、明るい色のアイテムを選ぶようになりました。
習慣4:SNSを際限なく見る
SNSを開けば、好きな投稿よりも気が重くなる情報が目に入ることがあります。AIでつくられた動画も増え、なにが本当かわからない時代に。気づけば心が疲れている…そんな瞬間が増えていました。
今は、SNSは必要なときにだけ見ると決めています。
そのために、スマホをベッドにもち込まない、寝る前には1日の終わりを感謝の言葉で終える、の2つを習慣にしています。

