何かとバタバタする12月。ちょっとした「片付けの工夫」が、未来の自分や家族をラクにするかもしれません。今回は、インスタグラムフォロワー数23万人を誇る、整理収納アドバイザーのまあちさんが実践する「思いやり収納」について紹介します。「思いやり収納」とは、少し先の自分がラクになる収納術のこと。リビングやキッチンで簡単に実践できるテクニックなので、ぜひ試してみて。
※ この記事は『1日10分 わたしを整える時間術』(オレンジページ刊)を一部抜粋・再構成して作成しています。
すべての画像を見る(全10枚)未来の自分や家族に感謝される「思いやり収納」
「次に使う人が、ちょっとラクになるように」「未来の自分が、スムーズに行動できるように」。そんなふうに、ほんの少し先のことを想像して、収納に「思いやり」をプラスする「思いやり収納」を心がけています。これは時短にもつながる、われながらよいアイデア!
「少し先のことを考えて、ひと手間かける」と、暮らしのなかの小さなイライラや、「あれどこだっけ?」と探す時間が、確実に減っていきます。それは、一緒に暮らす家族への思いやりであり、未来の自分や家族へ「時間」をプレゼントすることにもなるのです。
キッチンでできる「思いやり収納」3つ
まず、キッチンで実践している「思いやり収納」3つを紹介します。
●1:ゴミ袋は次に使う数枚をスタンバイ
ゴミ箱の底に予備の袋を数枚入れておく、またはゴミ袋の替えをすぐそばにストック。→ゴミ出しの際、袋を取りにいく手間が省ける。
ゴミ箱の裏にフックを貼り、ヒモを掛けて、ゴミ袋交換時にサッと取り出せるように工夫をしています。
●2:調味料は詰め替え時にラベリング
中身が何かだけでなく、賞味期限もマスキングテープなどで貼っておく。→使い忘れを防ぐ。
パッケージに印字されている賞味期限をハサミで切り取ってテープで貼りつけるだけ!
●3:お米の軽量カップは米びつに入れっぱなし
使うたびに探す手間なし、都度あらう手間もなし→調理の時短に。
そのほか、パックご飯もまとめて買ってバラにして常備しています。ご飯を炊く時間がない、冷凍ご飯のストックもきらしている、そんなときの味方。
リビングでできる「思いやり収納」3つ
続いて、リビングで実践している「思いやり収納」3つを紹介します。
●1:バッグの「ひとまず置き場」があると安心
壁に取りつけられる3連のフックハンガーにバッグの定位置を。→床やテーブルに放置するイライラを予防。掃除もラクに。
●2:ソファ周りによく使うものを収納しておく
家族がいちばん長く過ごす場所にリモコン、ティッシュ、爪切りの定位置を決める。→散らかってもその場でササッと片づけられて便利。
リビングにあるローテーブルの縁を利用し、爪切りをマグネットで浮かせて収納しています。息子もわたしもここで爪を切ることが多いので便利。
●3:リビングクローゼットにお出かけセットコーナーを設ける
帰宅したらバッグの中身を出しておく。→よく使うモノをまとめておけば、翌日使うバッグの中へサッと入れられて、忘れ物なし。
バッグを収納している棚の横に、「お出かけセット」を立てて収納。財布、ポーチ、エコバッグなどをサッと持ち出せます。





