実家がゴミ屋敷という環境で育ってきた経験を活かし、現在は整理収納アドバイザーとして、片付けに関する情報発信などを行っているつうさん(40代)。ここでは、つうさんが片付けのトライ&エラーをするなかで実感した、効率よく片付けが継続できるようになる4つの行動について語ります。
すべての画像を見る(全5枚)1:「片付けは必ず終わるもの」という認識をもつ
私自身、片付けが苦手だった頃は「片付けなきゃ」という義務感に追われている感覚がありました。それがイヤで、逃げるように外出ばかりしていたことも…。そこから、まずは考え方を変えることに。
私の実家はゴミ屋敷で、17歳のときに祖母が亡くなったあと、その実家を片付けたことがあります。最初はものすごい数の不用品に圧倒されましたし、時間もかかりましたがなんとか完了できました。その経験から、「片付け=追われる」ではなく「片付け=終われる」という考え方にシフトしました。
その認識をもったうえで、「自分はどんな暮らしがしたいんだろう?」と理想を描いてみませんか。理想の暮らしに近い写真を雑誌やSNSなどで集めてみると、イメージがより明確になり、片付けるモチベーションにもつながると思います。
2:散らかった状態の部屋の写真を撮っておく
「汚部屋だから私は片付けられない」…そう思われる方は、今のままの家の中の写真を撮っておくことをおすすめします。なぜなら、汚部屋こそが片付けを進めるうえで強みになると思うからです。
私自身も何度も経験したことがあるのですが、片付けは途中でやめたくなることがあります。そんなときに「汚部屋でどんな暮らしていたのか?」「そのとき、自分はどんなことを思っていたのか?」を写真を見返し、思い出してみるんです。私も「ゴミ屋敷で暮らしていた頃には戻りたくない」という思いが、片付けを進める原動力になりました。
また、途中で片付けをやめたくなったとき、写真を見返し「あの頃より片付けられている!」と思えることで、片付けをまた続けられるようになる手助けにもなると思います。


