家事と育児、仕事に追われる日々…。しかし、家事のちょっとした工夫で自分時間ができ、家族との関係も良好になるかもしれません。今回は40代で2児を持つmegさんに、自分ファーストな暮らしのためのコツを伺いました。

ホットプレートでパンケーキを焼く姉弟
子どもと家事シェアで家族円満に
すべての画像を見る(全4枚)

自分を優先したら家族の会話も増えた

出産後は常に家族優先、子ども優先で暮らしてきたというmegさん。7年前、夫の単身赴任を機に、家事に子育て、パートもがんばらなければと1人で抱え込み、ついに体を壊してしまいました。

「私が寝ていても、子どもたちは自分でごはんをつくって食べ、案外暮らしは回る様子。当時上の子は小6、下の子は小2でしたが、全部私がやらなくちゃというのは、思い込みだと気がつきました」(megさん、以下同)

それを機に、少しずつ、子どもたちの自立を促すのと同時に、自分自身が自立しようと考えるようになったと言います。

「現在、上の子は高3、下の子は中3で、思春期真っただ中。塾や部活で食事の時間もまちまちなので、夕食は各自が用意することに。食材を用意したり、洗剤をきらさないようにするなど、家事のベースづくりは私がしますが、それぞれ自分のことは自分でやるようにしています。子どもたちもその方が自由に感じ、かえって親子の会話が増えました。私自身は子どもの『管理』から解放され、自分を見つめ直したり、発信したり…。毎日が充実しています」

megさんの「自分ファースト年表」

赤ちゃんを抱っこする女の子

megさんの「自分ファースト年表」を紹介します。年齢ごとに、自分を大切にできた度合いを点数にしてもらいました。

●40代で「自分ファースト」に目覚めた!

パソコン作業をする女性

・24歳:結婚・長女を出産… 20点

・27歳:長男を出産。自分を優先する余裕がゼロに…0点

・34歳:飲食店のパートとして仕事復帰…30点

・36歳:夫が1回目の単身赴任。1人で家と子を支えるように…30点

・40歳:無理のしすぎで腰痛に。暮らし方を変えようと考える…20点

・42歳:夫2回目の単身赴任。家事シェアの始まり…70点

・43歳:体調や心も安定し、やりたいこともできた!…100点