リノベや注文住宅を考えるとき、どんな間取りにすればよいかはいちばんの悩みどころ。約2年前に注文住宅を建てたESSEonlineライター佐藤望美さんは「水回りを横並びにすること」にこだわって間取りを決めたそうです。その理由について詳しく聞きました。

介助と車いすをシミュレーションした水回り
介助と車いすをシミュレーションした水回り
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介護を見据えた家づくり、水回りは近い方がいい

間取り図

筆者は夫と小学生2人の4人暮らし。延床面積86.94平米(約26坪)の注文住宅を、約2年前に建てました。

間取りにはかなりこだわりましたが、なかでも譲れなかったのは水回り。洗面所とトイレ、浴室を一直線に配置することでした。今だけでなく老後の暮らしまでを想定した結果、近い方がいいだろうと思ったからです。

介護される状態になると、介助者にトイレやお風呂の世話を頼むことになります。その際に、移動しやすい方が絶対にいい。粗相してしまうなど衣服が汚れてもすぐに対応できるし、そのままお風呂に連れて行きやすいからです。