冬になると迷いがちなアウター選び。お気に入りの1着を見つけて着まわすことで、朝の身支度がラクになり、クローゼットもスッキリします。今回は、インスタグラムで少数精鋭の着こなし術を発信する、パタンナーのおとさん(40代)のアイデアをご紹介。気温差の激しい冬でも乗りきれる、コートの選び方と着まわしコーデ3つについて解説します。
すべての画像を見る(全6枚)お気に入りの1着を決めたら支度がラク
寒さに弱いので、極寒日はダウンコートに頼ります。でも、どうしてもダウンだとカジュアルな印象になってしまうのが気がかりでした。その点、ウールのコートはキレイめに使えるアイテムです。
さらに、冬のアウターはクローゼットのスペースを占領します。それに、たくさんもてばもつほど、選択肢が増えて迷いが出ます。
そこで、ウールコートを1着に厳選し、これ以上増やさないと決めたところ、クローゼットもスッキリし、支度が驚くほどラクになりました。コートの扱いも丁寧になり、より愛着がわいてきました。
快適な「ウールコート」選び方のポイントは?
私がウールコートを厳選するにあたって、意識したことは以下の4つです。
●色
黒は強さが出すぎたり重く見えたり、じつは難しい色だと思っています。
そこで私はネイビーを選びました。どんな洋服にも合いますし、きちんと感を出せるのでフォーマル寄りのシーンでも対応できる安心感があります。
●素材(重さ)
上質なウール(天然繊維)は驚くほど軽いんです。40代、重い服が苦手な方はぜひ素材にこだわってみてください。暖かくて軽く、ストレスなく羽織れます。
●形(着心地と着まわし力)
アーム回りに余裕があるデザイン(ラグランスリーブなど)を重視します。厚手のニットの上からでも快適ですし、着ぶくれ防止にもなります。
さらにチンウォーマー(衿を立てて止められるタブのこと)つきならマフラーがなくても首元の防寒ができます。アレンジしだいで、さまざまな表情が楽しめるのも魅力。
●丈
お尻が隠れるミディ丈が万能。パンツにもスカートにも合わせやすく、体型カバーもかない、車の運転や外出先のトイレなど、機動力も高いです。


