築58年の古い団地で暮らす多良美智子さん。90歳になった今も「毎日が忙しくて楽しい!」と語ります。今回は多良さんに、日々をご機嫌に暮らす秘訣や、日々の暮らしの工夫を伺いました。
すべての画像を見る(全6枚)無理をしないことで、いつも機嫌よくいられます
古い団地に住み、ひとり暮らしを満喫している多良美智子さん。コンパクトな団地に暮らし始めたのは、もともと多良さんたっての希望だったそう。
「長崎の大きな一軒家で育ったので、家族みんなの顔が見える小さな団地暮らしは憧れでした。抽選に申し込んで、この団地に住めると決まったときは大喜びしましたね。狭いので掃除や家事がとってもラクで、私にとってはちょうどいい。今は周りのみんなにも団地暮らしをおすすめしているんです」(多良美智子さん、以下同)
そんな団地暮らしで、充実した毎日を送るようになったのは、今は亡き旦那さんのある言葉がきっかけでした。
「夫は仕事を退職したあと、『ここまで支えてくれたから、この先は好きなことをして』と、私の趣味を全面的に応援してくれました。夫が亡くなってからも、生きているうちは楽しくやろうと、さらに思えるようになったんです」