1年の終わりが近づくと、家の中を見直したいけれど、「どこから片づける…?」と迷うというお悩みも。整理収納アドバイザーで2児の母であるあさこさんは、2021年に「本気の捨て活」を試み、今は少ないものでスッキリ暮らしています。そこで、「本気の捨て活」のときに、家の中でいるもの・いらないものが判断がしやすかった「見直しやすい場所」3つを教えてもらいました。

リビングダイニング
年末を機会に見直したほうがいい場所は?
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1:空気を入れ替える「玄関」から整える

玄関に靴やものがあふれかえっている様子
靴箱の捨て活を試みた日。たくさんのものに驚きました

玄関は、家の「顔」であり「空気の入り口」。外から帰って最初に目に入る場所だからこそ、スッキリしていると気持ちが整います。

まず見直したいのは靴箱。気がつけば、サイズの合わない靴や履きつぶしたスニーカー、いつか履くかもと残したヒールなどが眠っていませんか?

1年間履かなかった靴は、これからも履かない可能性が高いもの。お気に入りだけを残して、あとは感謝して手放してみましょう。

次に傘立て。折れた傘や、だれのものか分からない傘が混ざっていませんか?

傘は意外とスペースを取るので、家族1本ずつと決めると見た目もスッキリしますよ。

また、玄関に「置きっぱなしのもの」がないかも見直しポイントです。郵便物や宅配の段ボールなどを放置していませんか?

私は郵便物は来たらすぐに処理する、段ボールは出かけるついでにリサイクルボックスに出すことで、たまりすぎないよう意識しています。

年末は、ものを減らすだけでなく、「ここになにを置かないか」を決めておくのがコツです。空間が整うと、新しい空気が入ってくるような心地よさを感じられます。

2:「クローゼット」は“今の自分”に合う服だけを残す

たくさんの服がかかっているクローゼット
ものを減らす前のクローゼット。「いつか着るかも」という服が多かったです

次に整えたいのは、毎日の気分を左右する「クローゼット」。服が多いのに着る服がないと感じるのは、「今の自分に合わない服」が多すぎるから。

年末は、季節の区ぎりとともに、服の見直しをする絶好のタイミング。「この1年で着なかった服」や「似合わない気がして手が伸びなかった服」は、思いきって手放してみましょう!

ポイントは、「いつか着る」ではなく、「1年以内に着たいかどうか」。

体型・好み・ライフスタイルは、少しずつ変わっていきます。昔はお気に入りだった服も、今の自分にはしっくりこないことも。そう気づけたら、それは成長のサイン。

クローゼットの中に「今の自分に似合う服」だけが並んでいると、朝の支度が驚くほどスムーズになります。数が減るほど、服を選ぶストレスが減り、「なにを着ても気分がいい」という感覚に変わっていきます。

お気に入りを大切に着る。そんなシンプルな循環ができると、暮らしに余白ができます。