「一定の違反歴」とは?死亡事故など重大事故につながる11類型

クルマの中であちゃー
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過去3年間に「運転技能検査」が必要となる「一定の違反歴」とは、以下の11類型の違反行為を指します。

これらの違反行為は、統計上、死亡事故などの重大事故につながる危険性が高いとされています。

受検対象者には、免許更新時の通知ハガキなどで案内があります。

●1.通行区分違反

例:反対車線へのはみ出し、道路の逆走、歩道を進行

●2.通行帯違反等

例:追越車線を通行し続ける、バスに優先通行帯を譲らない

●3.速度超過

例:決められた最高速度を超えての走行

●4.信号無視

例:赤信号を直進する、黄信号での無理な進行

●5.横断等禁止違反

例:転回禁止(Uターン禁止)の場所で転回

●6.踏切不停止等・遮断踏切立入り

例:踏切の直前で一時停止せずに進入、閉じた踏切に強引に進入

●7.交差点右左折方法違反等

例:徐行せずに右折、道路の左側端にまったく沿わずに左折

●8.交差点安全進行義務違反等

例:信号のない交差点や環状交差点で優先車の進行を妨害

●9.横断歩行者等妨害等

例:歩行者が横断歩道を横断中に、一時停止せずに横断歩道に進入

●10.安全運転義務違反

例:ぼーっとするなどの漫然運転、ハンドルやブレーキの操作ミス

●11.携帯電話使用等

例:運転中に携帯電話を手に持って通話

交通事故を未然に防ぐために

運転免許の認知機能検査、高齢者講習、そして運転技能検査は、75歳以上のドライバーの安全運転を確保し、ひいては社会全体の交通事故を未然に防ぐための重要な制度です。

ご自身やご家族が安心して運転を続けるためにも、免許更新のお知らせに目をとおし、必要な手続きを早めに進めるようにしましょう。

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