片付けたい気持ちはあっても、なかなかものを手放せない…という方もいらっしゃるのでは? かつては片付けが苦手で、ものの多い暮らしをしていた整理収納アドバイザーで、ESSEフレンズエディターのむらさきすいこさんは、1年かけて家じゅうの片付けに取り組んだそうです。今回は、その過程で多くのものを手放した中から、「捨ててもまったく困らなかった」アイテムを3つご紹介します。

部屋の中
「捨てて困らなかった」3つのもの
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1:寝具

IKEAのSKUBBを使って寝具の管理をラクに
イケアのSKUBBを使って寝具の管理をラクに

以前は、夏用のひんやりパッドや冬用のモコモコシーツなど、家族全員ぶんの季節に応じた寝具をそろえていました。ですが、季節ごとの交換が面倒で…。あとまわしにしているうちに、気づいたら季節が終わってしまうなんてこともありました。

寝具は種類も量も多いので収納はいつもパンパンで、取り出しにくかったことも使用頻度を下げる原因になっていたのだと思います。

そこで、シーツはオールシーズン使える1種類に絞り、もつ枚数も最低限にしてみました。数を減らしたことで、寝具の管理や交換の手間が大幅に減って、とてもラクになりました。

来客布団が入っていた場所には防災用品を収納しています
来客布団が入っていた場所には防災用品を収納しています

また、長年もち続けていた来客用の寝具も思いきって手放したことで、収納スペースにゆとりが。当たり前にもち続けていたものがなくなったとき、寝具の管理や入れ替えに想像以上にストレスを感じていたことに気がつきました。

2:マット・ラグ

マットを敷いていない玄関
マットを敷いていない玄関

以前は、キッチン・玄関・トイレ・リビングと、家のなかにマットやラグを敷いていました。でも、「そろそろ洗おうかな」と思いながらもはっきりとしたタイミングが決められず、ついあと回しにしてしまうことも。とくに大きめのキッチンマットは洗濯がひと苦労でした。

さらにトイレマットは、ほかの洗濯ものと分けて洗うため、手間がかかって面倒に感じることが多かったのです。

そこで、試しにすべてのマットを撤去。劣化していたリビングのラグも、交換するタイミングで「ラグなし生活」を始めてみました。すると、掃除機をかけるたびにマットやラグをどけたり持ち上げたりする手間がなくなり、床ぶきもスムーズに。

今は、来客時に敷くトイレマットだけをもつようにしています。マットとラグをなくしてみたら、洗濯の手間が省けたうえに、掃除がしやすくなり、頻度も自然と増えました。