いつの間にか増えてしまうタオル類。管理が意外に難しいものです。「ブランド物だから使うのがもったいない」「好みのデザインじゃなくて使ってない」…。そんな理由でタンスの肥やしとなり、結構な量がたまってしまうことも。
「タオルは用途別に大きさがバラバラなうえに、デザインの統一を考えて使いたいこともあるので、管理がどうしても複雑になりがちです」そう語るのは、ものが少ない暮らしを提唱するサロンを主宰する本多メグさん。では、一体、どのように管理すればいいのでしょう?アドバイスしていただきました。
タオルを減らすコツは、予備の枚数を決めること!
タオルの枚数を減らすコツは、ズバリ、予備の枚数を1枚と決めてみることです。毎日洗濯できる人なら、洗い替えが1枚あればたります。したがって、すべての洗い替えを1枚のみ、と決めてしまうのです。最初からすべての総量を決めてしまうことで、管理がとてもラクに。いつも一定量を保てるので収納スペースに頭を悩ませることもありません。
●バスタオルの予備は1人1枚
タオル類でいちばん場所をとるのはバスタオルです。フワフワで厚みがあるものほどかさばります。バスタオルは毎日洗濯すると考え、予備は1枚と決めましょう。もし洗濯ができなかったり、乾かなかったりした場合は、ハンドタオル2枚で代用すればよいのです。収納スペ―スがたりなくて困っている場合は、バスタオルを薄い生地のものにするか、小さめスポーツタオルにすると省スペースになります。
冬はお風呂上がりに体を冷やさないように、バスタオルが便利と思いますが、夏場はバスタオルより一回り小さいスポーツタオルでも、水分を取るにはじゅうぶんではないでしょうか。ミニマリストの中には、バスタオルを使わず、ハンドタオルだけで済ませる方もいるくらいです。「そもそもバスタオルが必要か?」と考えてみるのもよいでしょう。
●ハンドタオルも予備は1枚
朝に洗顔する際に使うタオルも、バスタオルと同じで予備が1枚あれば回せます。したがって、一人2枚×人数分あれば足ります。
●洗面所、トイレ、キッチンのタオルも予備は1枚のみ
洗面所、トイレ、キッチンでもタオルを使いますね。これらも、バスタオルと同じで、予備は1枚のみで回せます。同様に、お風呂の足ふきマットも替えが1枚あればOKです。
●タオルの置き場所はどうするか?
ちなみに私の家では、洗面所の上の棚にすべてタオル類を納めています。私は夫と二人暮らしなので少ないですが、家族が増えればその分場所は必要ですが、いつも一定量を保つことで、管理しやすくなります。
いただきもののタオルは、すばやく行先を決める
粗品やプレゼントでタオルをもらった場合、自分が使うか見極めて、すぐに行先をきめてしまいましょう。残念ながら自分の好みに合わないものであれば、使う前に人に譲るか、フリーマーケットなどで売ります。気兼ねなく使える粗品のタオルであれば、割りきって雑巾にするのもいいですね。もったいないからと、もらいもののタオルを取っておくと、いつまでたっても使わないで押入れの奥にしまっておくことになりがちに。そして、忘れ去られていくものなのです。
いただきものは、さっさと行先を決めるのも家の中をスッキリさせるコツです。どうしても悩むなら、「たとえば半年間」などと期間を決めて、処分(売ったり、譲ったり)をすることにしましょう。
いかがでしたか?洗濯の頻度や家族の人数によっては「予備が1枚では回らない」という方もいるでしょう。大切なことは予備を1枚にすることではなくて、予備の枚数を決めて、これを守り続けること。家族のライフスタイルに合わせて、予備の枚数を最適化していくのもいいでしょう。