食材などをためこみ、パンパンになった冷蔵庫は食品ロスの大きな原因に。そこで今回は、整理収納アドバイザーの中山真由美さんが、使い忘れやダブり買いを防止し、節約につながる「ロスゼロ冷蔵庫のつくり方」4ステップを伝授。食材の管理や収納に悩むESSE読者の冷蔵庫を例に解説してもらいます。

食品が詰まった冷蔵庫を開けて横からのぞき込む女性
冷蔵庫収納を見直して、食品ロスをゼロに!
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「見える」「回る」冷蔵庫で食品ロスを防ぐ

物価高が続く今、食材はできるだけムダなく使いきりたいもの。

でも「安いから」と買いすぎたり、冷蔵庫の奥にしまい込んで存在を忘れてしまい、気づけば食品ロスにつながっていることも少なくありません。

「食品ロスを防ぐには食材がどこにあるかがひと目でわかり、使った分だけ新しいものが入る『循環する冷蔵庫』をつくることが大切です」と、整理収納アドバイザーの中山真由美さん。

「収納グッズで細かく区切りすぎたり、冷蔵庫いっぱいにつめ込んだりすると管理がしづらくなり、使い忘れやダブり買いの原因に。大切なのは、食材が見渡せることと、ゆとりを残すこと。すると自然と食材が循環するようになり、ムダなく使いきれるようになりますよ」(中山さん・以下同)

●ロスゼロ冷蔵庫 鉄の掟

1:食材がひと目でわかる循環する冷蔵庫に
2:中身は6〜7割を目安にゆとりをつくる
3:入れるべき場所の思い込みを捨てる

食材をムダなく使いきれる「ロスゼロ冷蔵庫」をつくるには、基本となる考え方を身につけることが大切です。まずはこの3つを意識することから始めましょう。

インフレ時代の食品ロスの原因3つ

中山さん直伝のロスゼロ冷蔵庫づくりを実践。まずは食品ロスの原因を探ります。

●1:「とりあえず冷凍」で冷凍庫がブラックホール化

食品が雑多に詰め込まれた冷凍庫

物価高にともない、安いときに買って冷凍する人が増加。

「食材をため込んだ結果、なにを冷凍したかわからなくなり迷子が続出。冷凍やけや食べ忘れによる食材ロスが増えています」

●2:お得が招く負のループ。ダブり買いも増加傾向

タッパーに入った豆腐の上に置かれた未使用の豆腐、2パックずつまとめられて重なっている納豆

特売やまとめ買いは家計の味方ですが、管理できなければ逆効果。

「冷蔵庫の中のものが把握できていないと、“ダブり買い”の原因に。安く買っても使いきらなければ、本当の節約にはなりません」

●3:グッズ収納が逆効果に!失敗する人が続出

整理整頓されていない冷蔵庫

買い込んだ食材を収めようと、収納グッズを増やす人も。

「ただし、細かく仕切りすぎると入りきらない食品がケースの外へ。食材が埋もれてしまい、食品ロスを招きやすくなるんです」