4:「漂白剤」をかけっぱなしにする
すべての画像を見る(全6枚)「漂白剤をかけておけばいつでもキレイ」という気持ちで、トイレや洗面所、キッチンの排水溝に長時間かけっぱなしにしてしまうのはじつはNG。
漂白剤は強力な洗剤で、長時間触れていると陶器やプラスチック、ゴムパッキンなどの素材を少しずつ傷め、劣化やひび割れ、接続部の緩みの原因になります。
また、入れっぱなしにしても、髪の毛や石けんカス、油汚れなどは完全には落ちません。結局はブラシや流水で掃除する必要があるのです。
掃除するときだけ漂白剤を入れる→10分ほどおいて水で流す(各漂白剤に記載のつけおき時間どおりに使用)。これだけで十分に除菌・漂白でき、素材や部品も長もちします。
「かけっぱなしはNG」と覚えておくと安心です。
5:「除菌シート」を日常の掃除に使いすぎる
便利な除菌シート、つい「これで全部きれいになる」と思って毎日家じゅうをふいてしまいたくなります。
でも、除菌シートだけでは汚れは完全には落ちません。手アカやホコリ、油汚れは表面に残ったままになり、ふきムラやベタつきの原因になることもあります。
さらに、シートに含まれるアルコールや洗剤成分は、木や革、塗装面などのデリケートな素材に長時間触れると、変色やツヤ落ちを引き起こすことがあります。
ポイントは「用途を限定すること」。
・外出後の手すりやドアノブなど、すぐにふきたい箇所に使う
・家具やテーブルはまず乾ぶきや水ぶきで汚れを落としてから、必要に応じて軽くふく
こうするだけで、素材を傷めずに清潔を保てます。除菌シートはあくまで“サブ掃除”として使うのが正解です。

