時間の使い方でも人間関係でも、納得できる毎日を送るためには、「やらないこと」を決めるのが大事。その具体的なやめ方を、ジーエルアカデミア株式会社代表取締役の塚本亮さんに教えてもらいました。「なにからやめるべきかわからない」という人に役立つ『塚本式やらないことリスト』もご紹介します。
すべての画像を見る(全3枚)やらないことを決め、時間やエネルギーを自分のために使う
家事に仕事、子育てに加え、SNSのやり取りや、ネットからあふれてくる大量の情報…。目の前のことの処理に追われ、本当にやりたいことをする時間がないという経験は、だれにでもあるのではないでしょうか?
「すべてに全力投球では、毎日を豊かに過ごすための時間やエネルギーが不足してしまいます。下で紹介する手順で、日々やっていることを書き出し、『やらないこと』を決めてみて。そのうえで、『やりたいけれどやれていないこと』を優先して実行すれば、日々の充実度が上がりますよ」と塚本さん。
さらに、最後に紹介する「塚本式やらないことリスト」もぜひ参考にしてみてください。考え方がシンプルになり、暮らしも人間関係も満足度が上がります。
やらないことリストのつくり方・使い方
まずは、やらないことリストのつくり方をチェック! リストを活用することで、自分にとって優先度の高いものとそうでないものを整理できますよ。
STEP1:日頃やっていることを4つに分類する
自分の行動の見直しからスタート。日頃やっていることや、やりたいことを書き出し、上記の4つに分類。
(1) 自分にとって大事かつやらないといけない
(2) 優先順位は低いけどせかされている
(3) 優先度は高いけど急ぎじゃない
(4) 優先度は低く急いでいない
(1)(2)に追われ、(3)(4)はなかなかできないのが、現状かもしれません。
(1)はもうやっているはず。(2)はたとえば、SNSの返事など。(3)をする時間をつくれば、充実度アップし、(4)はあえて先に時間をとらなくてもOKなことになります。
STEP2:書き出した内容をチェックし、やめることをピックアップ
書き出したことのなかから、やらなくてよいかもと思うものをピックアップ。とくに(2)と(4)は、自分にとって重要ではないことも多いので、やらないこと候補に。
STEP3:リストを実践し、達成度を3段階で評価
リスト化したら実践し、やめられたなら○、行動前に立ち止まることができれば△、無意識でやってしまったら×をつけて評価を。すぐにやめられなくても意識することが大事です。
STEP4:定期的に目に入る場所にリストを貼る
自分でつくったリストは、家の目立つ場所に貼ったり手帳にはさんだり、LINEのKeepメモを活用するなど、毎日意識しなくても目に入るよう工夫しましょう。


