家がいつもきれいな人は、特別大変な努力をしているわけではありません。大切なのは、「続けられる小さな習慣」。その積み重ねが、無理のない心地よい暮らしをつくっているようです。YouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんに、自然と整う片付けのコツを伺いました。

はたきをもって部屋の掃除をする女性
お部屋のきれいは小さな習慣の積み重ね
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一度整えたら終わりではなく、“整えながら暮らす”

年齢を重ねると、一気に片付けるよりも「整えながら暮らす」ほうが自分に合っていると感じます。毎日の中で、できることを少しずつ重ねていく。それだけで、家は穏やかに整っていきます。

今回は、私が普段の暮らしで実践している、無理をせず続けられる小さな習慣をご紹介します。

1:朝いちばんに、軽く整える

窓の外を眺めながらカーテンを開ける女性

朝の5分で、リビングやキッチンを軽く片付ける。出ているキッチン道具をしまったり、本を元の場所に戻したり。ほんの少し整うだけで、気持ちがすっと落ち着きます。

シニア世代にとって、朝のリズムをつくることは心身の安定にもつながります。“できる範囲で整える”を心がけると、一日が気持ちよく始まります。

2:整える前に、眺めてみる

リビング

部屋をきれいにするコツは、すぐ片付けることよりも「気づくこと」だと実感しています。散らかったものを見て、「少し整えようかな」と思える心の余裕が大切だと思えるようになりました。

“気づく時間”が増えるほど、自然と片付けのタイミングも整っていきます。まず「部屋を見渡す」ことが、きれいの始まりなのではないでしょうか。

3:毎日ひとつ、“小さな整え”を続ける

玄関にしゃがんで靴を持っている女性の姿

家の整いは、一度にではなく少しずつ育っていくもの。「今日は引き出しひとつ」「明日は靴をそろえる」など、無理のない範囲で続けています。

続けていくうちに、整えることが自然な習慣になります。小さな積み重ねが、自分への信頼にもなっていくのを感じます。