止まらない物価高。ガマンばかりの節約を続けるのは疲れた…という人もいるのではないでしょうか? そんななか、「ものを手放したら、自然とお金の流れまで変わりました」と話してくれたのは、YouTubeチャンネル「リッチじゃない暮らし」で節約術を発信する、節約歴6年の主婦・みさきさん。ものをもたない暮らしを実践したことで、自然と節約もかなったのだそう。みさきさんが6年かけてたどり着いた、家計が整う「手放しルール」について教えてもらいました。

YouTube「リッチじゃない暮らし」 みさきさん
元浪費家の主婦、みさきさん
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ルール1:1年以上使っていないものは手放す

大量の洋服

以前の私は、「いつか着るかも」、「なにかに使えるかも」と思って、服やあき箱、雑貨などをつい取っておくのが習慣になっていました。でも、振り返ってみると“そのまま眠っているだけ”のものばかりだったんです。

そこで思いきって「1年以上使っていないものは手放す」と決めたところ、収納のスペースが一気にあいて、家のなかの動線もラクになりました。

結果的に、手放したものはもう買い直すこともないので、ムダが減り、年間2〜3万円ほど節約できるようになったと感じています。スペースも気持ちもスッキリして、今あるものを大切にしようと思えるようになりました。

ルール2:同じ用途のものは「ひとつだけ」でOK

引き出しのキッチン用品

同じ用途のものがいくつもあると、収納がゴチャついてしまい、どこになにがあるのかわからなくなりますよね。

以前のわが家は、同じようなフライパンが何本もあったり、似た調理器具が引き出しを占領していたりと、今思えばかなりムダが多かったと感じています。

そこで、「同じ用途ならお気に入りのひとつにしぼる」というルールをつくることにしました。

必要なものだけを選ぶようになってからは、ひとつの道具を壊れるまで大切に使えるようになり、年間1〜2万円ほどムダな出費が減ったと実感しています。

ルール3:修理が難しいものは潔く捨てる

壊れた水筒と接着剤

わが家は「できるだけ長く使いたい」という思いが強く、壊れたものもなるべく直して使うことも多いです。

でも実際、修理が難しいものや手間がかかりすぎるものは、放置してしまうことも…。なかには、修理するためにアロンアルファや細かい部品を買いたしたのに、結局うまく直せず「お金も時間もムダになってしまった…」という残念な経験もありました。

そこで今は、「修理するのが難しすぎるものは思いきって手放す」というルールに変更。無理に抱え込まないことで、暮らしも気持ちもずっとラクになりましたし、余計な買いたしがなくなった分、年間で数千円〜1万円ほどムダな出費が減ったと感じています。