自分の時間を増やすため、家事やもの選びを見直した事例を紹介します。夫と小学生の子どもとの3人家族で、夫の転勤による5回の引っ越しですっきり暮らしにシフトしたかなさん(40代)のケースです。ここでは、思いきってやめた家事や時短のために工夫していることについて語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1:「献立に悩む時間」を手放すためにリストを作成
私にとって、毎日3食献立を考えるのは大変な仕事。わが家は夫の仕事が不規則で、小学生の息子は苦手な食べ物が多い偏食。がんばって新しいメニューを調べてつくっても、自分しか食べる人がいない…なんて切ないこともあったり。そこで思いきって「献立で悩むこと」を手放しました。
夕飯メニューは息子の好物に絞りこんで、食べてくれるものをリストアップ。そのなかからローテーションで献立を組んでいます。調理方法も焼くだけ、煮るだけとなるべくシンプルに。多めにつくったおかずをあらかじめ取り分けて、翌朝の朝食分にしています。
リストを子どもに見せてそのなかから選んでもらうと、リクエストどおりのメニューに大喜びしてくれてつくりがいもあります。常に「今夜はなにをつくろう」と考えている時間を手放したことで、買い物で悩む時間も削減できました。
2:洗濯の手間を減らすため、服選びにひと工夫
毎日の洗濯も、地味に時間を取られる家事の1つ。そこで、負担を少しでも軽くするために、シワになりくいアイロン不要のシャツや乾燥をかけても縮みにくい素材の服を選ぶようにしています。1週間分のシャツのアイロンがけから解放されて、日曜日の夜にゆったりした気分で過ごせるようになりました。
また、乾きにくい厚手のバスタオルも手放して大きめのフェイスタオルにきり替え、収納スペースにもゆとりが生まれました。
乾燥機つきの洗濯機に買い替えて、洗濯から乾燥まで完結できるようになり、干す手間からも解放されて、毎日の洗濯がラクになりました。