洗濯物や布団を「ベランダ」で干している方も多いのでは? 双子育児に奮闘中のESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さんは、家を建てる際にベランダをつくらないという選択をしました。困ることが多いかと思いきや、いざ暮らしてみると反対に家事の手間が減りラクになったそうです。今回は谷ノ内さんが、その選択をした理由と、代わりに導入したものなど語ります。

ベランダ
ベランダなしで洗濯ものはどう干す?(※画像はイメージです)

ベランダをつくらない選択をした3つの理由

家を建てるとき、わが家は思いきってベランダをつくらない家づくりを選びました。「洗濯物を干す場所」として必要なベランダですが、わが家にとっては必要ではありませんでした。

理由のひとつは、コストの削減です。ベランダは意外と建築費がかかります。なくすだけで数十万円単位の減額になることもあると知り、それなら「本当に必要?」と考え直しました。

つぎに、掃除の手間をなくしたかったからです。ベランダは、使っていなくても砂ボコリや枯れ葉がたまり、排水口の掃除が必要になります。筆者は掃除が得意ではないので、なるべく手間が増える場所をつくりたくありませんでした。

そして最大の理由は、外干しをそもそもほとんどしていなかったことです。共働きで日中に取り込めない、花粉や黄砂が気になる、急な雨であわてる…そんな経験を繰り返すうちに、浴室乾燥機で十分だと考えるようになりました。

洗濯物は浴室乾燥機で十分!

実際に暮らしてみて、浴室乾燥機があればベランダはなくても困らないと実感しています。

雨の日でも夜でも干せるので、時間に縛られずに洗濯できます。また、花粉やPM2.5を気にせずにすむので、春や秋の外干しストレスからも解放されました。

夜に洗濯して浴室にかけておけば、翌朝には乾いているので、忙しい双子育児中でも、この流れはとても助かっています。「今日は晴れているから急いで干さなきゃ!」と考える必要がなくなっただけでも、気持ちに余裕が生まれました。

もちろん電気代はその分かかりますが、天気に振り回されるストレスや、取り込み忘れなどを考えると、筆者にとっては十分納得できるコストです。