一週間の献立を決め、料理は当番制にする
すべての画像を見る(全10枚)今年の春から共働きになり、だれがどのように夕食を準備するのか課題になったというのは、グラフィックデザイナーの村上はなさん(30代)です。
夫婦で話し合った結果、料理は当番制にすることに。夫は基本的にテレワークで出勤は週2日程度、私はフリーで働きつつ週2日アルバイトをしています。そこで、家にいる人が夕食当番になるよう工夫しています。
週末にお互いの仕事の予定を確認しながら、一週間分の夕食当番と献立を決めています。
<とある一週間の例>
月 私が2日分まとめて料理
火 昨日と同じメニュー
水 宅配弁当
木 夫が2日分まとめて料理
金 昨日と同じメニュー
土 スーパーのお弁当
日 私と夫で一緒につくる
無理なく続けるため、それぞれ料理する回数が週2回ですむようにしています。
同じ料理を2日分つくり、手間を省く
先ほどご紹介したように、夕食当番の人は2日分をまとめてつくるようにしています。たとえばカレーなら、2人分×2日分で合計4皿分をまとめてつくります。
次の日は冷凍しておいたご飯を温め、前日につくったカレーのルウをかけるだけで、できあがります。つくりおきした野菜スープも食卓に並べれば、手間をかけずに豪華な夕食が完成します。
魚料理のときは4切れ分をまとめて料理し、残りの2切れは翌日にレンジで温めて食べています。
同じメニューを2日間続けることで、クタクタで疲れきった日でも温かい手料理が食べられるようになりました。10分くらいで配膳が終わるので、時短にもつながっています。
「完全食スープ」があれば栄養もばっちり
私の家では、6種類以上の食材が入った具だくさんの野菜スープやみそ汁のことを「完全食スープ」と呼んでいます。
この「完全食スープ」も夕食当番の人が、数日分をまとめてつくります。
というのも、忙しい朝は栄養面まで気を配ることが難しく、昼食も市販の冷凍食品をつめたお弁当で炭水化物ばかりになってしまい、栄養面で課題を感じていました。そこで、1日の栄養バランスが整えられるようにと、食材をたっぷり入れたスープ類をつくりおきしています。
がんばって品数を増やすよりも、汁物料理に多くの食材を入れることで料理のハードルを下げることができています。
とある日のみそ汁の食材は、カブ、カブの葉、豆腐、ニンジン、ナス、ワカメ、シイタケ、小松菜、ちりめん、ネギなどを入れました。
共働きでも夫婦で夕食の準備を協力することで、あたたかい手料理に舌つづみを打ちながら家族団らんの時間を楽しめるようになりました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ 記事の初出は2024年10月。年齢も含め、内容は執筆時の状況です。