服選びを見直し、毎日のコーディネートに悩まなくなったアイデアを紹介します。整理収納コンサルタント・須藤昌子さん(50代)のケースです。ここでは、須藤さんが年齢を重ねるなかでたどり着いた、自分をご機嫌にする心地よい服選びのルール3つについて語ります。
すべての画像を見る(全5枚)ルール1:動きやすく、ストレスフリーであること
以前、気に入って買ったデニム地のスカートがありました。形も色もとても好きで、クローゼットにあるだけで心が満たされる一着でした。
ですが、ある日それを履いて遠方に出かけたとき、私は自分らしく歩けていないことに気づいたんです。普段なら大股でサクサク歩けるのに、その日はちょこちょことしか歩けない。気づけば、「なんだかわずらわしい」と感じていました。
このできごとがきっかけで「どんなに好きな服でも、動きを制限されると気持ちよく過ごせない」というのを実感。見た目の好み以上に「ストレスなく動けること」は、今の私にとって重要な服選びのルールの1つになりました。
ルール2:アイロン・クリーニングなしで着られること
昔の私が洋服を選ぶときに気にしていたのは「好きな色か」「好きな形か」だけでした。ですが年齢を重ねた現在は、「お手入れがラクかどうか」を重視するようになりました。
たとえば、「アイロン必須」や「一度着たらすぐクリーニング行き」といった服は、だんだんと手が伸びなくなったのです。今では洋服を買うときに「家で洗える?」「シワになりにくい?」と自然に確認するように。
着るたびに小さな手間が重なる服よりも、日々の暮らしにすっとなじむ服を選ぶようになり、それからは手放す判断も以前よりスムーズになりました。