3:前後軸を整えるスワイショウ

肋骨を回転させるつもりで、遠くのものをつかむように、腕を前後に動かす
肋骨を回転させるつもりで、遠くのものをつかむように、腕を前後に動かす
すべての画像を見る(全4枚)

最後に、体の前後の軸を整えるスワイショウです。この運動の目的は、歩行の安定、首こり・肩こりの軽減、腹筋周りの強化、歩行時のつまずきを軽減することなどです。

まず、胸の骨、肋骨を回転させるつもりで、遠くのものをつかむように、腕を前後に動かします。

この時に骨盤は動かさずに、肋骨の回転を利用して腕を動かします。体の前後の軸を整えるスワイショウも「4分間」行います。

胸の回転をしっかり意識してみてください。腰ではなく胸です。この動きによって、肩甲骨が緩んで、体が温かくなってきて、うっすらと汗もかいてきます。ひねり動作も加わっているので、お腹のたるみが気になる方にはダイエット効果もあります。人間の体を緩めるために一番重要なのは肩甲骨と股関節です。この前後の軸を整えるスワイショウを行うことによって、股関節と肩甲骨の両方を同時に緩めることができます。

今回は、3つのスワイショウを紹介しましたが、このスワイショウという体操は、非常に簡単で安全、にもかかわらず効果が高い運動です。人が転倒する時は、体の中心軸がずれていることが多いのですが、この3つのスワイショウを毎日行うことによって、左右、上下、前後の3つの軸をきれいに整えることができます。ぜひ、生活の中に取り入れてみてください。

痛み・体調不良すべて解消できる 超歩行

Amazonで見る