ファミリークローゼットの思わぬ後悔ポイント
すべての画像を見る(全5枚)実際にアイテムを収納してみたところ、4つの問題が生じました。
1:ハンガーラックに長い上着をかけたときに、仕きり板に当たって裾が折れる
2:仕きり板がじゃまをして、下段の奥に収納したものが取りづらい
3:奥行きがあるため、仕切り板の奥にものを置くと取りづらく、収納グッズをうまく使いこなせない
4:手前にものを置くとハンガーにかけた服がスムーズに取れず、子どもも片づけを面倒に感じてファミリークローゼットを使ってくれない
スマートな暮らしを思い描いていたのに、理想とかけ離れてしまいました。結局、子どもたちが床にものを置くというストレスは、解消されませんでした。
ファミリークローゼット設置前のチェックポイント
結局、わが家では、ハンガーには仕きり板につかない長さの上着だけをかけています。カバンのベストな置き場も見つけられていない状態で、仕方なく、ハンガーラックの手前に置くことに。この経験を踏まえて、ファミリークローゼットを取り入れてから後悔しないように、設計前にチェックしてほしいポイントを紹介します。
●1:工務店やメーカーとよく相談をする
工務店やメーカーからの提案があったとしても、すぐに導入するのではなく、よく話し合って決めることをオススメ。別の構造をしたファミリークローゼットがあれば、いくつか見せてもらうのも手です。
●2:取り入れる目的、具体的になにを収納するのかを明確に
ファミリークローゼットには、アイテムをどのように収納するかをしっかり考えておくと、片付けで悩まずにすみます。実際にファミリークローゼットを導入した方の事例を、工務店やメーカーから教えてもらえれば、参考になるかもしれません。
●3:モデルハウスなどを見学しておく
可能であれば、提案されたファミリークローゼットが使われているモデルハウスなどを見学するのも、ひとつの方法です。実物を目で確かめることで、収納したときの状態をイメージしやすいでしょう。
外出先で使うアイテムを、ひとつの場所に収納できるファミリークローゼット。
しかし、構造によっては、収納するアイテムを把握していないとうまく使いこなせないこともあります。取り入れて後悔しないように、よく工務店やメーカーと話し合い、実際に収納されたクローゼットを自分の目で確かめることが大切だとわかりました。