体のなかでいちばん大きく、可動性が高い関節である「股関節」。股間節をほぐすストレッチを毎日取り入れることで体が機能的に動き、下腹がへこみやすくなります。そこで今回は、自信も股関節を整えることで12kgの減量に成功した、骨格調整トレーナーのNaokoさんに、基本の4つのストレッチを教えてもらいました。股関節ストレッチにまつわるQ&Aもあわせて紹介します。
すべての画像を見る(全9枚)まずは基本の「股関節ほぐし」をチェック!
まずは、伸ばす、曲げる、回すといった、股関節ができるすべての動きを強化する「基本の股関節ほぐし」を紹介します! 4つのストレッチを毎日行うことで、股関節がほぐれると同時に、骨盤や背骨の位置も整いますよ。
●ひざパタパタ
<左右1分ずつ>
(1) あおむけになり、ひざを立て、両手を上げる
両足を肩幅に開いてあおむけになり、ひざを曲げる。両腕は頭の上に自然に伸ばす。
(2) 両ひざを左に倒し、顔は右を向く
両ひざを左に倒し、顔は右に。おなかに力を入れて、お尻の力で骨盤をもち上げたら、この姿勢のまま3~5呼吸。息を吐いたとき、みぞおちを締めるのがコツ。
(3) 反対側も同様に
右と左でやりにくい方を多めに行うと左右差が整いやすい。
●足上げぐるぐる
<左右1分ずつ>
(1)あおむけになり、ひざを立てる
両足を肩幅に開いてあおむけになり、ひざを曲げる。両腕を体の横に伸ばし、手のひらは床に。
(2)天井に向かって足を上げ、つま先で楕円を描くように上下させる
左足を上げ、縦に細長い楕円を描く。足を下ろすときに息を吸い、上げるときに息を吐く。お尻が浮かないよう注意し、ゆっくり3周。
(3)反対側も同様に
右足を上げ、同じようにやってみましょう。
●4の字押し
<左右1分ずつ>
(1) 左足の足首を右足のひざにかけ、手のひらで左足のひざを押す
イスに腰かけて左ひざを曲げ、足首を右ひざ上にのせる。手のひらで左ひざを押して3~5呼吸。股関節とお尻が伸びるのを感じて。
股関節が伸びるように手のひらで強く下に押し込む。
(2 )反対側も同様に
左右で硬さが違う場合は、硬い方を重点的に伸ばす。
●バナナストレッチ
<左右30秒ずつ>
(1) ひざにタオルをはさんで立ち、頭の上で手を組む
ひざの上あたりに4つ折りにしたタオルをはさみ、内ももに力を入れて立つ。腕は頭の上に伸ばし、手のひらを自然に重ねる。
(2) 体の軸はぶらさず上体だけを真横に倒す
重心をまっすぐに保ち、上体を左に倒して3~5呼吸。上体が前に倒れないよう注意。足の間にタオルをはさむと踏んばりやすくなる。
(3) 反対側も同様に
息を吸って(1)の姿勢に戻り、反対側も同様に。