健康や美容に効果があると話題の「股関節ほぐし」。股関節は体のなかでいちばん大きく、可動性が高い関節。股間節をほぐすことで体が機能的に動き、下腹がへこみやすくなります。今回は骨格調整トレーナーのNaokoさんに、「股関節ほぐし」の基本のストレッチ4つを教えてもらいました。基本的な動きからコツまで丁寧に解説。見た目を引き締めて、一生歩ける身体を目指しましょう。

「ひざパタパタ」ストレッチ
股関節をほぐす、基本の4つのストレッチを紹介します(画像は「ひざパタパタ」)
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関節ほぐしのポイント

伸ばす、曲げる、回すといった、股関節ができるすべての動きを強化する「基本の股関節ほぐし」。4つのストレッチを毎日行うことで、股関節がほぐれると同時に、骨盤や背骨の位置も整います。4つやってもたったの7分。老けない体を手に入れましょう!

関節ほぐしをする際のポイントは以下。

・4つ1セットで行う

・できれば毎日行う

・好きなタイミングでOK。朝と夜に行うと効果アップ

左右差を整え、ゆがみを改善する「ひざパタパタ」

硬くなりやすい太ももの前側を伸ばすことで足の可動域が広がり、歩行がラクに。さらに股関節と骨盤の左右差を整えてゆがみを改善。姿勢がよくなって腰痛予防にも。左右1分ずつが目安です。

●1:あおむけになり、ひざを立て、両手を上げる

両足を肩幅に開いてあおむけになり、ひざを曲げる。両腕は頭の上に自然に伸ばす(写真1枚目)。

●2:両ひざを左に倒し、顔は右を向く

仰向けになって骨盤のゆがみを整える女性

両ひざを左に倒し、顔は右に。おなかに力を入れて、お尻の力で骨盤をもち上げたら、この姿勢のまま3~5呼吸。息を吐いたとき、みぞおちを締めるのがコツ。

●3:反対側も同様に

仰向けになって骨盤の左右差を整える女性

右と左でやりにくい方を多めに行うと左右差が整いやすい。

体幹を鍛えて、下腹を引き締める「足上げぐるぐる」

足で楕円を描くことで、股間節をほぐすと同時に体幹を鍛えます。足を回すとき骨盤がグラつかないよう、おなかに力を入れるのがコツ。むくみや冷えの改善にも効果的。左右1分ずつが目安です。

●1:あおむけになり、ひざを立てる

仰向けになってひざを立てている女性

両足を肩幅に開いてあおむけになり、ひざを曲げる。両腕を体の横に伸ばし、手のひらは床に。

●2:天井に向かって足を上げ、つま先で楕円を描くように上下させる

仰向けになって片足を上げ片ひざを立てている女性

左足を上げ、縦に細長い楕円を描く。足を下ろすときに息を吸い、上げるときに息を吐く。お尻が浮かないよう注意し、ゆっくり3周。

●3:反対側も同様に

右足を上げ、同じようにやってみましょう。

●さらにほぐしたい人は…上げていない方の足のひざを伸ばせば効果アップ!

仰向けになって片足を上げ片足を伸ばしている女性

ひざをまっすぐ伸ばすと、足を回すとき骨盤がブレやすくなるので、おなかとお尻を引き締めて。