心がけ3:失敗したときの対処法を準備しておく
すべての画像を見る(全6枚)どうしたって失敗することはあります。そのときに重要なのは、失敗したときの対策です。
なにかひとつのことでつまずいて、「もう全部ダメだ」とあきらめてしまったことはありませんか? 目標を設定するときは、「失敗する、挫折する、計画外のことが起きる」ということを盛りこんでおきましょう。
実際にそれが起こってしまったとき、自分がどんな感情を抱くのか。物事が進まなくなったとき、どう対処すればいいのか。そこまでを含んだ「準備」をしておくといいのです。
おすすめの準備は、「もし〇〇したら△△する」を設定することです。
たとえばダイエットなら、「もし食べてしまったら、おいしさを味わいながら食べ、明日からダイエットを再開する」。
人間関係なら、「もし嫌われてしまったと感じたら、嫌うのは相手の問題であって、私の価値は変わらないと考える」。
この「もし〇〇したら△△する」で失敗を乗り越えると、失敗が失敗のままで終わらず、成功体験に変わります。
心がけ4:「私って天才!」を口グセにする
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ口グセにしてみてもらいたいフレーズが「私って天才!」「期待しているよ!」です。
人には「思い込みの力」が備わっています。その瞬間は本当ではなかったとしても、思い込みの力で本当にそれが実現することがあるんです。
つまり、「私って天才!」を口グセにすると、脳に「自分は天才かも」という期待を抱かせ、物事に前向きに取り組む自信をプレゼントしてくれます。
また、人は「期待されると、その気持ちに応えるような行動をとりやすくなる」ということも知られています。心理学の世界では「ピグマリオン効果」と呼ばれています。
まわりの人だけでなく、自分自身への呼びかけでも同じ効果が期待できます。自分で自分に「期待しているよ!」と声がけすると、無意識にその期待に応えようとして、あなたの行動が変わっていきますよ。
心がけ5:「メモをする」ことでマイナス思考を回避
自分にはできないかも…と感情がマイナスな方向にかたむくと、どんどん不安がふくらむ負のループになります。もしあなたが常にそんな不安に襲われているとしたら、自動的に思考がマイナスになるクセがついているのかも。
そんなクセは、まず自覚するのが大事。おすすめしたいのが「見つめ直しメモ」をつくることです。
1日の終わりにその日を振り返り、「今日、ネガティブな気持ちになったのは、いつ、どこで、だれと、なにをしていたときか」と、「そのときパッと浮かんだ感情」をメモします。
これをくり返すと、自分がどんなときに不安になるかの傾向が見えてきますし、不安になったタイミングで「あ、こないだもこうだった!」と自分で気づけるようになります。
不安を一時的に減らしたいときは、イメージの力を借りましょう。
コップを手に取り、ネガティブな感情を流しこむようなイメージで水をそそぎます。水をぐるぐるとかき回したあと、「さよなら!」と言って流しに捨てます。水と一緒に不安が流れていきます。
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