ESSE読者の約8割が悩んでいるむくみ。太って見えるだけでなく足は重だるく冷えやすくなり、フェイスラインはぼやけて老けた印象に。では、むくませないコツはあるのでしょうか? 足病医療の総合病院、下北沢病院副院長の長﨑和仁先生と、深部リンパ協会理事長で薬剤師の夜久ルミ子さんに教えてもらいました。
長崎和仁先生の「崎」は、正しくは「たつさき」です
すべての画像を見る(全4枚)絶対にむくませない暮らし方・習慣編
生活や食習慣にも気をつけて、むくみにくい毎日へ。おもに足のむくみについては長崎先生、顔のむくみについては夜久さんに教えてもらいました。
●Q:着圧ソックスは効果があるの?
→A:効果あり! 日中履いて生活しよう
足首やひざ下を圧迫して血行を改善する着圧ソックスは、むくみ防止に効果的。
「日中履きながら生活しましょう。歩いたり、かかとの上げ下げをしてふくらはぎを動かすと、むくみにくくなりますよ」(長崎先生)
●Q:入浴するときは湯船につかるべき?
→A:お湯につかって足を刺激するのがベスト
お風呂の水圧でふくらはぎが刺激され、むくみが改善。
「ぬるめのお湯につかると副交感神経が優位になり、血流がよくなります。そのうえで、湯船の中で足をマッサージをするとより効果的」(長崎先生)
●Q:寝るときの理想的な姿勢は?
→A:足と顔を心臓より高い位置に上げましょう
むくみやすい足と顔を高くするのがコツ。
「足を約5cm高くして寝ると、翌朝すっきり」(長崎先生)
「タオルを丸めて約10cmの高さにして、首の後ろに。顔のむくみ解消になります」(夜久さん)
●Q:睡眠時間はしっかりとるべき?
→A:むくみには睡眠が重要。十分な時間を確保して
「むくみを解消できる睡眠時間は決まっていないものの、疲れをとる意味からも6時間以上は確保しましょう」(長崎先生)
横になるだけでも足にたまった水分が心臓に戻りやすくなるので、睡眠はしっかりと。