コロナ禍で海外旅行に行けない今、webで世界各国の味を想像して楽しんでみませんか?
旅行ジャーナリストの小野アムスデン道子さんが、家にいながら旅した気分にひたれる世界のユニークなお茶の楽しみ方を紹介します。
今回は、アラビア湾に面して砂漠に囲まれた都市ドバイ。暑さを乗り越える秘密ともいえる、スーパースイーツ・デーツやお茶の楽しみ方をご紹介します。
日本で買えるデーツのスイーツも!ドバイ旅行気分になれるあれこれ
デーツは、日本ではナツメヤシとも言われ、ヤシ科の植物の果実。繊維やカリウムなどの栄養素がたっぷりで、ドバイをはじめとする中近東の国々でよく食べられています。
ラマダン(断食)明けには、このデーツの実と水をまず摂るそう。暑い砂漠の国では欠かせないスーパーフルーツなんですね。かじるとリッチな甘みがじわりと広がります。
よく干し柿に例えられるようですが、一個でとっても満足感があって、疲れたときに食べたくなります。
ドバイにある世界最大のショッピングモール「ドバイモール」にある「ヴィヴェルパティスリー VIVEL Patisserie」は、王族やセレブ御用達のスイーツ店。
ゴージャスなインテリアの店内には、チョコレートや焼き菓子、デーツなどが麗しいパッケージに入って売られています。
このドバイ本店と同様のゴージャスな雰囲気の東京店が表参道にある「VIVEL Patisserie Tokyo」。
デーツのスイーツもアーモンドやピスタチオを挟み込んだものなどがそろっていて、7個入りで1728円(Sサイズ)とお手頃なお値段の詰め合わせも。オンラインで買うこともできます。
また、ぜひ試したいのが、カルダモンなどのスパイスやドライフルーツなどをブレンドした紅茶。ドバイでは、このスパイシーな紅茶をミルクと水で煮出して淹れた「カラック・チャイ」が人気です。
●家でドバイに思いを馳せてみて!
ドバイでは、今年10月1日から2022年3月31日まで「2020年ドバイ国際博覧会」が開催予定。中東・アフリカ・南アジア(MEASA)地域では、初開催の博覧会で日本も出展しています。
日本館は、「麻の葉」と「アラベスク」を組み合わせたデザインで、日本と中東の長い歴史的つながりと文化的な交差を表現しているそう。
しかしなかなかドバイまで行くのが難しい今。
博覧会を控えてドバイ政府観光・商務局がグローバルで行う「ドバイ・プレゼンツ Dubai Presents」キャンペーンの動画が、いかにもドバイらしいスケールでとてもおもしろいので、ぜひYouTubeで検索してみてください。
出演は、ハリウッドスターのジェシカ・アルバとザック・エフロン。6本のトレーラー(映画予告編)仕立てになっていて、1本目はスパイ・アクション。トレーラー仕立ての展開になっており、あの有名スパイ映画も思わせて、かなりドバイにときめきます。
2本目は、ロマンティック・コメディ。これもなかなか楽しい。
モダンでエキゾチックなドバイのいろんな面に想像が膨らみます。