「夕食に玄米を食べるのをやめ、その代わりにキャベツの千切りに酢をかけた酢キャベツを食べたところ、半年で体重が5kg落ちました!」と話すのは、医師の石原新菜さん。
すべての画像を見る(全4枚)「1回に4分の1玉分くらいの酢キャベツを食べたら、昨年末に54kgあった体重は49kgまでダウン。お通じもとてもよくなったうえに、お酒を飲みすぎた翌日も体がむくまなくなりました」
食事制限やきつい運動をしなくても、無理なく体重が落ちたという石原さんは、酢キャベツでやせる理由についてこう語ります。
「低カロリーでかみごたえのあるキャベツですが、酢に漬けることでさらに歯ごたえがアップ。かむ回数が増え、少量で満腹中枢が刺激されます。また、酢に含まれる酢酸には血中の脂肪や内臓脂肪を減らす働きが。これら2つの作用で、やせ体質になれるんです」
ほかにも、腸内環境を整えてくれたり、疲労回復やシミの原因となるメラニン色素の生成を抑えてくれたりなど、夏にうれしい効果も。炒める、煮るなど料理に活用できるのもメリット。つくり方はこちら!
酢キャベツのつくり方!しっかりしたかみごたえが、満腹感をもたらします!
[材料](つくりやすい分量)・キャベツ 1/2個(450~500g)
・米酢(または穀物酢) 300~350cc
(1) キャベツは洗ってよく水気をきり、細切りにする。芯の部分をムダなく使うには、芯だけを切り取って薄切りにしてから、葉と一緒に細切りにする。
(2) 清潔な乾いた容器にキャベツを入れ、酢を加える。なお、容器はファスナーつき保存用ポリ袋でもOK。容器の形状によってキャベツがよく浸らない場合があるので、酢の量はヒタヒタ程度に調節する。酢は好みの酢でいいが、添加物のないものを選んで。
(3) フタをしっかり閉め、キャベツ全体に酢が行きわたるよう容器を上下に返してふり、冷蔵庫で保存。酢キャベツが食べごろになる1週間~10日間、1日1回程度、容器を上下にふり酢を行きわたらせる。
[食べごろと保存期間]漬けて1週間~10日間ほどおき、キャベツがしんなりしてしっかり酢が浸透したら食べごろに。冷蔵で約2週間保存が可能。取り出すときは、必ず清潔な箸やスプーンを使って。
「酢キャベツ」を使えば、揚げ物もさっぱり味に!家族がよろこぶボリュームおかず!
酢の味わいとキャベツのシャキシャキ感で、揚げ物も軽やかな味わいに。加熱することで、キャベツがもつ代謝促進効果は失われますが、ビタミンや食物繊維はキープ。また、酸味が和らぐので、酸っぱさが苦手な方でも食べやすくなりますよ。
たっぷり酢キャベツコロッケ [材料](8個分)・ジャガイモ 4個(400g)
・酢キャベツ(汁気を絞り、粗みじん切り) 正味160g
・コーン缶(ホール状) 60g
A[砂糖小さじ1 塩小さじ1/2 コショウ少し]
B[小麦粉、溶き卵、パン粉各適量]
・揚げ油 適量
・レタス(ざく切り) 適量
(1) ジャガイモは洗って耐熱性ポリ袋に入れ、電子レンジ(600W)で8分ほど加熱する。粗熱が取れたら皮をむき、ボウルに入れてつぶす。
(2) 酢キャベツ、コーン、Aを加えて混ぜる。8等分して小判形に丸め、Bの衣を順につける。
(3) フライパンにサラダ油を深さ2~3cmほど注いで中火で170~180℃に熱し、(2)を入れて4~5分、両面こんがりと揚げる。
[1人分124kcal]
コーンの甘みと酢キャベツの酸味が絶妙にマッチ。シャキシャキ&ホクホクの食感がやみつきになりますよ!今回、ここで紹介したレシピは、
『やせる!若返る!健康になる!体が喜ぶ酢の元気おかず(別冊エッセ)』にも収録。ほかにも酢ショウガや酢キャベツ、酢大豆や酢レモンなど、話題の健康になる酢の常備菜をたくさん紹介しています。こちらもぜひチェックを!