ほてりや動悸、イライラといったつらい更年期の症状。産婦人科専門医の高尾美穂先生によると、「更年期の女性の半数以上が心や体にゆらぎを感じる」のだそう。今回、ホルモン補充療法や、食事、ツボ、アロマといったセルフケアなど、更年期を乗りきるためにできることについて、それぞれの専門家に話を聞きました。

ホルモン補充療法(HRT)に使われる薬のイラスト
更年期を乗りきるための方法を紹介
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1:HRT(ホルモン補充療法)

更年期に急激に減少する女性ホルモンを少量補充することで、更年期に出る諸症状を緩和する医療的治療法。

ただし、高血圧や肥満など人によっては治療が選択できないことも。

2:漢方

東洋医学における「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の乱れによる不調を整えます。以下は、更年期の三大漢方です。

●加味逍遙散(かみしょうようさん)

「気」の巡りを整えて自律神経の乱れを鎮静。ホットフラッシュ、中途覚醒、イライラ、落ち込みなどメンタルに症状がある虚弱な人に向く。

●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「血」を補い、「水」の巡りを整えて血行を促進し、冷えや貧血を改善する効果が。手足が冷える、むくみやすい、疲れやすい人に向く。

●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

「血」の滞りや巡りを改善し、のぼせ・冷えのアンバランスを整える。肩こり、頭痛、体力はあるがのぼせやすく、赤ら顔でがっちり体型の人に。

3:サプリメント

サプリメントのことを考えながらコップを手にする女性のイラスト

大豆製品からつくられるイソフラボン由来の成分「エクオール」は、女性ホルモンに似た働きをする更年期の味方。継続的、安定的に摂取することで、不調の改善が見込めます。