家計管理を見直そうと思ったとき、まず食費や交際費を減らそうと考える人も多いのでは? しかし、3000軒以上の家を見てきた、時間×片づけコンサルタントで、お金のプロの下村志保美さんは、「まずチェックしてほしいのは固定費」と話します。無意識に払い続けているお金を見直すことで、ムリなく家計を整える方法を詳しく教えてもらいました。
※ この記事は『人生が整うノート』(扶桑社刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています
すべての画像を見る(全2枚)固定費は解約するだけでも「立派な節約」に
節約の話となると、多くの人がまず削ろうとするのが、食費や交際費などの変動費。これらも柔軟にやりくりしていきたい部分ですが、お金のプロの立場からいうと、まず目を向けてほしいのは固定費です。
固定費とは、毎月自動的に出ていくお金のこと。具体的にあげると、住宅ローンや家賃、保険料、サブスクリプションサービス、スマホ代(通信費)、駐車場代、習い事にかかる費用などを指します。
固定費は、使っている実感と認識がないのに、ズルズルと払い続けやすいという側面があります。最近は動画サービスが大人気ですが、話題作を見るために登録したものの、そのあとは視聴していないのに、定額を払い続けている…なんていうのはよく聞く話です。
自分の関心は日々変わっていくもの。定期的に見直しが必要です。必要のない固定費を一度解約すれば、それだけで立派な節約です。
●まずは趣味にまつわる固定費をリストアップ
ぜひ一度、趣味にまつわる固定費を書き出してみてください。ただしすべてを削る必要はありません。たとえば、私はYouTubeをよく観るのですが、広告がストレスなので課金して広告なしにしています。これは自分にとって意味のあるお金の使い方です。
ちなみにiPhoneを使っている方は、「設定」からプロフィールを選び、「サブスクリプション」を見ると、Apple Store経由のサブスクリストを確認することができます。
保険も立派な固定費のひとつ。暮らしに応じて見直しを
「保険にしっかり入っていれば、事故や病気のときも安心」という言葉も、「節約したい」と同じぐらいよく聞く、お金にまつわる言説です。
備えあれば憂いなしという言葉があるように、確かに備えておくことは重要です。ただお金のやりくりに苦労しているお客様の話を聞いていると、「備えすぎ」な人たちも多いと感じます。
保険料も、毎月一定額が引き落とされる固定費のひとつ。必要以上に保険に加入すると、家計が静かに圧迫されていきます。
保険などの金融商品は、時代ごとに大きく変わるもの。なんとなくつけた特約が現在も必要かどうかなど、定期的に振り返ることをおすすめします。たとえば掛け捨ての保険は保険料が抑えやすく、子どもの成長や配偶者の収入に応じて、必要保障額を見直しやすい傾向があります。
ただし、古い契約ほど有利な条件のものもあるため、解約(見直し)前に内容確認するのがマストです。
ちなみに見直しの際、プロに相談するのはいいのですが、無料相談には注意が必要です。気軽に利用できる一方で、その先の商品提案を前提としていることもあるからです。もちろん提案された商品が自分に合っていれば問題ないのですが、断るのが苦手な方は最初から避けるほうがベターです。
下村志保美さんの新刊『人生が整うノート』(扶桑社刊)は、片づけ・お金・時間・人間関係という生活の4領域を整えるヒントが満載。さらに書き込み式の35個のワークを実践することで、少しずつ「選ぶ力」が身につく一冊です。


