スーパーに行くたびに感じる値上がり。ESSE読者へのアンケートでも、「食費」に悩む人が多数みられます。そんななか、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、「今の時代、食費ばかりを削る節約はおすすめしない」と話します。健康を守りながら家計を整えるポイントを教えてもらいました。

食費高騰の悩みに、FPの畠中先生が答えます(イメージ画像:PIXTA)
食費高騰の悩みに、FPの畠中先生が答えます(イメージ画像:PIXTA)
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Q:物価高で家計が苦しい…。まずは食費を削るべき?

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ESSE読者を対象に5月に実施した「お金に関するアンケート」(n=219)では、お金の悩みとして第一に「食費」と回答した人が全体の21%と最多という結果に。

実際に寄せられた声を見ても、

「少額購入のつもりでも、会計時に思ったより高くてびっくりすることが増え、悩んでいます」(nonさん、30代)

「子供の成長とともに物価高も加わり、食費が家計を圧迫しています」(コラーゲンさん、40代)

など、食費のやりくりに頭を悩ませている人が多く見られました。どうすれば無理なく支出を抑えられるのでしょうか。

A:物価高でも食費は無理に削らない!

私は、物価高だからといって、食費を真っ先に削ることはおすすめしていません。

やりくりしているはずなのに、貯蓄が思ったように増えなくて焦っているというご家庭も多いはず。家計管理を整えるために真っ先に「食費の節約」を思いつきがちですが、食費は家計のなかでも、節約の仕方に少し注意が必要な費目です。

目先の支出は抑えられても、長い目で見ると、かえって家計にマイナスになるケースもあるからです。そのため食費は、「できるだけ守りたい費目」と考えています。

安さ優先の食費は、将来の出費につながることも

(イメージ画像:PIXTA)
無理をして食費を削るのはNG(イメージ画像:PIXTA)

家計管理で重要なのは、「安いものを買うことだけに力を注がないこと」です。

現在のように、輸入品は軒並み円安の影響を受けていて、さらに原油高から輸送コストが高い状態では、食費がアップするのは自然な流れです。

食費を減らそうとすると、炭水化物(ご飯、パン、麺類など)の摂取量が増えてしまう一方で、高コストになりがちな肉や魚、果物などの摂取量は減ってしまいます。

食費を抑えるあまりバランスの偏った食事を続ければ、のちに健康に支障が出る可能性もあります。目先では節約できたように見えても、長い目で見ると、体調を崩して家計にマイナスになるなんてことも。「無理をして食費を削る=よい節約」とは限らないのです。