酷暑日が続き、大汗をかくことも増えて体力の消耗著しいこの時季。同じく暑い夏が到来しているフランスでの「夏を快適に過ごす工夫」を紹介します。フランス人の夫と暮らす、フランス文化研究者で翻訳家のペレ信子さんに伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)1:「ミント水」や「レモン水」でのどに清涼感を
普段はお気に入りのミネラルウォーターを飲んでいる人が多いフランスですが、夏にはピッチャーにフィルターをとおした水を注ぎ、ミントなどのハーブやレモンの輪切りを入れてしっかり冷蔵庫で冷やして、自分たちで楽しんだり、訪れる友人たちに出しているのをよく見かけます。
また、水、砂糖、レモン汁を合わせた、レモネードほど味が濃くない「シトロナード」という飲み物を出してくれるケースも。これは、暑くてのどが渇(かわ)いているときに本当にうれしい1杯目です。
フランスの田舎に住む親戚は、庭で採れるレモンでよく自家製シトロナードを用意してくれていました。甘いソーダ類よりも口当たりが優しく、暑さで疲れた体がホッとすると同時に元気になったものです。
2:ハーブの優しい香りを楽しむ
今のような近代的な医療や薬が一般的になる前、フランスでは薬草をベースにした医学が一般的でした。
そのためか、フランスでは今でも、アロマの精油などが一般的に生活に根づいていて、庭がある家にはたいがい、ラベンダーやその他のハーブが植えられていたりします。
家のにおい対策で乾燥したラベンダーやハーブが飾られていたり、花の部分をサシェ(小袋)に入れたものが置かれていたりします。バラの香りやバーベナの香りも好まれていて、サシェやポプリなど、寝室や玄関で香りを演出している家も多いです。
化学合成された香料と比べると、自然でほっと安らぐ香りが愛されているようです。


