老後の新しい趣味として、注目を集めるのが「ひとり旅」です。今回は、67歳でパートをやめてから、おひとりさまツアーやひとり旅を楽しんでいるショコラさんに、その魅力を伺いました。また、神戸への1泊2日旅行にまつわるエピソードもお届けします。
※ この記事は『60代から夢をかなえる ひとり旅』(すばる舎刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています
すべての画像を見る(全2枚)60代、ひとり旅をする理由
ひとり旅をするのは、ピンポイントで「これを見てみたい」という気持ちがはっきりしているからです。
感動した小説の舞台になった土地に、自分も足を踏み入れたい。旅行番組で目をひかれた場所をこの目で見たい。きっかけは様々ですが、その目的を共有できる人を探すのは、なかなか難しいです。
たとえば古い建築物が好き、見てみたいというような同じ趣味の人がいても、興味をひかれる部分は違っていたりと、なにもかもが同じ人がいることはないと思っています。長年ひとりで暮らしてきたせいか、わがままになっているのかもしれません。
ひとりで行けば時間を気にすることなく、見たいものをじっくり見ることができます。もう一度、と引き返すことも気ままに動けます。
相手に気をつかうことなく、また相手にも気をつかわせることもなくいられます。何十年ものつき合いの友人たちなら気心が知れているから、当たり前の気遣いはしながら、遠慮せずに言いたいことも言えますが。
ただ、友人たちとの旅行は、半分はおしゃべり目的です。学生に戻った気分でワイワイ笑い合い、自分も率先してしゃべっているのだから楽しい時間です。感動を言葉に出して分かち合えるのもいいところ。
そういう旅ももちろん好きだけれど、本当に見たいと思ったもの、行きたいと思った場所へは、ひとりで行くほうが気楽なこともあります。
年齢を重ねて実感する、マイペースの心地よさ
あとは、この年になると体力や歩く速度。
私は外回りの営業が長かったせいか、年齢の割に歩くのが速いほうなのですが、この年齢になると若い頃と違い、人それぞれ歩き方にも差が出てきます。普段出かけるときには気にならなくても、泊まりで一緒に行動すると、お互いにペースを合わせる必要があることを、会社の同僚たちと旅行したときに実感しました。
ひとりならマイペースで。移動中はさっさと歩き、見学するときや疲れたときはゆっくり歩くのも自由です。こんなことも、ひとり旅のよさかなと思います。
