夏の災害時にインフラが止まると、“危険な暑さ”のなかで避難生活を送らなければならないことも。そこで、脱水や熱中症を防ぐ方法として、ペットシーツを使った氷のうのつくり方、体を効率的に冷やす3つの部位などを紹介します。教えてくれるのは、国際災害レスキューナースの辻直美さんです。

※ この記事は『最強版プチプラ防災』に掲載された内容を抜粋・再編集しています

氷のうを使う辻さん
夏の被災時の防暑対策を解説します
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​被災時の防暑対策はしっかり見直しを

夏に災害が起こり、インフラが止まると“危険な暑さ”のなかで避難生活を送ることになります。脱水や熱中症は命にかかわります。高齢者や子どもはとくに危険。被災時の防暑対策はしっかり見直しておきましょう。

手軽なのが、うちわやハンディファンの使用です。霧吹きなどで体に水をかけると気化熱によってより涼を感じますし、ハッカ油やペパーミントを水に少量加えると清涼感はアップします。

保冷剤や瞬間冷却パウチなど、体温より冷たいもので体を冷やすのも効果的です。ポイントは「冷やす場所」。

太い血管が皮膚の表面を通る部位(1)首の後ろ、(2)両方の脇の下、(3)両方の鼠蹊部(足のつけ根)と、もし余裕があるならば手首、足首、背中、腰を15分以上冷やします。冷やされた血液が全身を巡り、体の内側から熱を下げてくれるのです。

保冷剤がないときは、水を含ませたペットシーツで氷のうがつくれます。冷凍庫の中にスポーツ飲料などを数本常備しておくのもいいでしょう。

暑さや寒さの感じ方は人それぞれ。なにをどこまでやれば、涼しさ/暖かさを感じられるのか、普段から試すことも大切です。自分が「心地よい」と感じられる備えをしていきましょう。