整理収納アドバイザーとして働きながら、3人のお子さんを育てている、ひでさん(45歳)。仕事や育児・家事に追われながらも心に余裕を持つ秘訣は、「隙間時間で、自分を甘やかすこと」だそう。ひでさんに、自分時間のつくり方やリフレッシュの仕方を伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)「24時間完璧な母」になろうと縛られていた過去
子育てに仕事にと忙しい日々、なかなか自分の時間を確保できずに悩んでいませんか? ひでさんもかつてはそんな1人でした。
「以前の私は、自分のなかの『完璧な母親像』にとらわれていて、24時間いつでも家族を優先しなくてはいけないと思い込んでいました。たとえば、家事が一段落しても、ソファに座って休憩することはなく、別の家事や用事を見つけては動き回っていたんです。自分だけがくつろいでいると、働いている夫へ罪悪感を感じてしまって…。今振り返ると、自分で自分の時間を奪ってしまっていたんですね。当時は、あまり心に余裕をもてていませんでした」(ひでさん、以下同)
しかし、10年ほど前に家にある服やものを大量に減らしたことをきっかけに、時間の使い方に関する考え方も変わったそう。
「お片付けをしていく過程で、自分のなかの“当たり前”を見直すようになったんです。私が家事や育児に追われてイライラしているよりも、余裕をもってご機嫌に過ごしている方が、家族のためにもいいと考えるように。少し肩の力を抜いてのんびり過ごすくらいが、私には合っていると感じ、少しずつ時間の使い方を変えていきました。今は、どうしたら自分を甘やかせるかを意識するようにしています」
夜9時以降は「オフ時間」!きり替えで家事効率アップ
そんなひでさんは、「夜9時以降は家事をやらない」と決めているそう。
「母親業って、24時間ずっと休みなく稼働しているような感覚があったんです。だから、強制的にオンとオフの区ぎりを設けるようにしました。子どもたちには『夜9時になったら、お母さんは“閉店ガラガラ”。頼みたいことがあったらそれまでに言ってね』と宣言。
もちろん、大事な用事や、だれかが体調を崩しているときは別ですが、自分のなかでオフにするスイッチができたことで、気持ちがグッとラクになったんです。
『夜9時までに家事を終わらせる』という目標があると、日中の仕事も家事も捗りますし、もっと効率化できるところはないかな? と工夫するようになりました」


