すき間時間は「自分の時間」。無理に予定をつめ込まない

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ほかにも、自分の時間を確保するために心がけていることがあるそう。

「ふと時間があく瞬間ってありますよね。せっかく時間ができても、以前の私なら、つい別の家事や用事を見つけて動いていたと思います。でも今は、ごほうびだと思って、そのまま自分の時間にしています。出先で用事が早く終わったときには、ちょっとカフェに寄ったり、気兼ねなくひとりで自由に過ごしています」

近場ドライブの“ちょっとした特別感”でリフレッシュ

こうしてできた自分時間、どんなふうに過ごしているのでしょうか。

「私も夫も在宅ワークなので、夫を誘って2人でさっと外出することが多いです。4年前に移住した淡路島は、とても自然豊かな場所で、海も山も近い。少しクルマを走らせるだけで、大自然が味わえるんです。先日は、山頂近くまで車で行き、ベンチに座って景色を眺めて帰ってきました。近場での短い時間のお出かけですが、ちょっとした特別感を味わえ、リフレッシュできました。

あとは、気になっていたカフェや雑貨屋さんを訪れることも。自分の好きなものを食べたり見たりすると、刺激を受けて、仕事のやる気も出るんです。

どれも特別なことではなく、思いついたときに気負わずできることばかり。ひとり旅や習い事となるとハードルが高いですが、暮らしのなかでも楽しみは見つけられるものですね」

休息は必要な時間。家族への罪悪感なく休憩する

夫とリビングでくつろぐひでさん

以前は、休息を取ることに抵抗があったと話していたひでさん、現在はどうでしょうか。

「40代を迎えて、体調がゆらぐ日もあります。『ちょっとだるいな』と感じる日は、無理せず少し横になり、自分を労ることを優先しています。

リビングでテレビや動画を見ながら寝落ちするのが、至福のとき。そんな私を見て、子どもたちに呆(あき)れられることもありますが、私にとって必要な時間なのだと思って、ゆったりと過ごしています」

日常の暮らしのなかのちょっとした時間を使って、上手に自分を甘やかしているひでさんの過ごし方。ぜひ参考にして、自分に合った楽しみを見つけてみてください。