「大人の着こなしを左右するので、インナーは重視したいアイテムです」と話すのは、肌や目、唇などの色から、似合う配色や着こなしなどのパーソナルスタイリングを行っている河村純子さん(50代)。ここでは、GUの「ソフトシアークルーネックT」(990円)をインナーとして使用したコーディネート3つを提案してもらいます。
すべての画像を見る(全4枚)大人カジュアルで重視したいのは「インナー」
季節の変わり目は、羽織りものが欠かせない時期。けれどじつは、おしゃれに見えるかどうかを左右するのは「インナー」です。
どんなに上質なアウターでも、インナーが安っぽく見えると全体の印象が崩れてしまいます。反対に、肌に触れるインナーの質感や色みを丁寧に選ぶだけで、プチプラでも驚くほど上品に見えるんです。
今回着ているのは、GUの「ソフトシアークルーネックT」990円(ナチュラル)。私は身長164cmでLサイズをチョイスしました。プチプラですが、ほんのり透ける素材感が軽さを出し、肌触りもやわらかく心地いい一枚です。
今回はこのGUのインナーをベースに、羽織りを変えて全身プチプラの3つのスタイルを紹介します。
コーデ1:定番のカーディガンスタイルが軽やかに
全身プチプラの着こなしを上品に見せるインナー選びのコツは「手もちの服と合う色みを厳選すること」。全体に統一感が生まれ、コーディネートしやすくなります。
コートを着るにはまだ早い時期に頼れる薄手のウールカーディガン。このような定番の着こなしも、インナーのシアーTがやわらかく透け、ベージュ×ネイビーの配色を軽やかに見せてくれます。シンプルながら、小物しだいでオンにもオフにも使える万能スタイル。
<着用アイテム>
・インナー(3コーデ共通):GU(ソフトシアークルーネックT Lサイズ ¥990)
・カーディガン:ユニクロ(メリノクルーネックカーディガン Lサイズ ¥3990)
・パンツ:ユニクロ(数年前のもの)
・バッグ:chiiii
・スニーカー:コンバース
コーデ2:クリーンな白をワークスタイルのインナーに
カジュアルなワークジャケットも、インナーに白を入れると軽さと清潔感がアップします。無骨なワークテイストにシアーTの質感を重ねることで、大人っぽく仕上がるバランスに。
スカートとトップスを同系色でまとめて縦長ラインをつくり、スッキリ見えを狙ったのもポイントです。
<着用アイテム>
・ワークジャケット:古着
・スカート:ユニクロ(数年前のもの)
・バッグ:ハンドメイド
・スニーカー:アディダス