なにげなく続けている習慣や苦手な家事、人づき合い…。じつは時間やお金の無駄を生んでいるかしれません。40代で整理収納アドバイザーのむらさきすいこさんは、5年前に本格的にものを捨て始め、習慣を変えたことで「自分に自信がつき、人生が好転した」と話します。さらには「いい母」をやめて卒母宣言もしたというむらさきさんに、捨てたもの、やめたことについて詳しく伺いました。

耳にジュエリーをつける女性
「やめ」&「捨て」で人生が好転する!
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身の回りを整理して、思考や人づき合いもシンプルに

食器が大好きなむらさきさん。「お気に入りを来客用としてしまい込まず、普段の食卓でも使っています」
食器が大好きなむらさきさん。「お気に入りを来客用としてしまい込まず、普段の食卓でも使っています」

シンプルで洗練された部屋に暮らす整理収納アドバイザーのむらさきすいこさん(48歳、夫と、長男(22歳)、二男(19歳)の4人家族)。以前はものが捨てられず、部屋にものがあふれていたと言います。

「人間関係にも悩み、当時はいつも他人の目が気になっていました」(むらさきすいこさん、以下同)

むらさきさんが、本気で片づけに取り組み始めたのは5年前。

「子どもは成長するのに、私だけが取り残されたように感じ、暮らしを変えたくなったんです」

家の片づけは自分と向き合う作業でもあったそう。

「これまで、『いつか使えるかも』『他人によく思われたい』といった理由で、たくさんのものをもっていたことに気づきました。それらを処分したら、気持ちがすっきり。掃除もラクになりました。なにより、人からこう思われたい、いい母・妻であるべきという“呪縛”から解放され、家族や友人との関係も良好になりました」

値段ではなく自分の好みで厳選!「見栄捨て期」

イヤリングをする女性

整理収納の講座を受講したことをきっかけに“捨て”に目覚め、ママ友に見栄をはるためのバッグやジュエリーを全処分。

収納されたジュエリー
値段ではなく自分の好みで

わかりやすいブランドロゴ入りアイテムなど、好みより見栄を優先していたバッグやジュエリーは処分し、好きなものだけに厳選。

「身につけると気分が上がり、自信がつきました」