子ども2人と団地で生活し「もたない暮らし」の情報発信や、片付けサポートの仕事をしている、整理収納アドバイザー1級のかさもさん。3年半前に、家の中の9割のものを手放して以降、余計なものはもたないようにしていましたが、その後あえてもう一度買い直したものがあるとのこと。ここでは、かさもさんが増やして暮らしが好転した、3つのものについて語ります。

かさもさんとソファ
もたない暮らしのなかで「あえて」買いたしたものとは?
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1:雑多に見えない!お気に入りの収納家具

古い収納棚

私は約3年半前に、3か月で家の中の9割のものを手放す片付けをしました。暮らしが不便になるくらい減らしてから、本当に必要なものを「実験」をくり返しながら少しずつ整えてきました。

ものが最小限になり、収納家具やケースも不要になったのですが、困ったのはその最小限の必要なものの収納方法です。余白になった押し入れにちょこんと置くだけでもいいのですが、見栄えがチープに感じ、納得できていませんでした。

ここまで手放すと、大きな家具を再度購入することに躊躇(ちゅうちょ)はしましたが、ひと目ぼれした古家具を思いきって購入してみました。

古い収納棚の引き出し

団地の押し入れは大きいだけで使いづらいので、引き出しがいくつもあり、小物を分けて収納できる収納家具は便利。収納の悩みがなくなりました。なにより、見た目が好みなので、大きな家具を置いても満足度が高い!

新たなものを買い入れたら、家じゅう見直して「今は必要ないもの」を手放すことをマイルールにしているので、ものが増えた感覚もなく、気持ちは晴れ晴れしました。

2:差し色にもなる大きめのグリーン

観葉植物のある部屋

「自分の理想の部屋」の画像を検索したところ、どの画像にも大きめの観葉植物が写っていました。

私は植物を育てるのが苦手で、今までの経験からフェイクグリーンも考えました。もし将来手放すことになったとしても、フェイクのほうが手放しやすいですよね。ですが今回は、ミニマリスト×インテリアの知識をもっと実体験としてつけたいと考えていたので、思いきってフェイクではなく本物のグリーンを購入しました。

最初こそどう育てたらいいのか戸惑いましたが、今は毎朝霧吹きで葉水を与えることが日課となり、QOLが上がりました。