ミニマリストが、日々の暮らしを整えるために取り入れている3つの習慣を紹介します。今回話を伺ったのは、40代で夫と2人の子どもと4人で暮らしているおーちゃん。おーちゃんはものを手放し、暮らしに余白が生まれたことで、より自然体でいられるようになったと話します。ミニマリストになって気づいた暮らしの変化、暮らしで取り入れている習慣について伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)暮らしに余白が生まれ、「好きなものが際立った」
おーちゃんにとって、ものが少ない暮らしの醍醐味は「余白を楽しむこと」にあるそうです。
「ものが減って家に余白が生まれると、心にも余裕が生まれるのを感じます。その余白には、編み物をしながらコーヒーを楽しむ時間だったり、広いリビングで子どもたちが思いっきり遊んでいることだったり、自分の『好き』なことがつまっているんです」(おーちゃん、以下同)
以前は家にものがあふれていたというおーちゃん。でも、ひとつひとつ向き合いながら手放していくことで、「本当に好きなものだけが残り、際立った」といいます。
「ミニマルな暮らしで感じたいちばん大きな変化は、好きなものを大切にしながら、ありのままの自分でいられるようになったことかもしれません」
タオルは一種類。「拭く(ふく)活」で暮らしを整える
おーちゃんがミニマリストになってから始めた習慣のひとつが「拭く活」。
「拭く活は、整理収納アドバイザーのYASUKICHIさんが発信している、“ふくことで福を呼ぶ”というダジャレから生まれた習慣なんです。とくにルールはなくて、気になったときに、気になった場所をサッとふきます。ものを減らすと、ふき掃除がしやすくなって、ふくこと自体が気持ちよく感じるんです」
拭く活は、おーちゃんの暮らしのなかで大切な役割を果たしているそう。
「ものがたくさんあると、どこが散らかっているのかわからなくなって、不要なものや汚れに気づきにくいです。でも、ものがない状態だと、お菓子の食べこぼしやレシートなど、ほんの少しの散らかりも目立ちます。だから、さっとふいてきれいにしたくなる。拭く活が、暮らしを整えるいいきっかけになっています」