1日15分、「ぼーっとする」時間をつくる

頭をからっぽにする時間
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おーちゃんが欠かさないもうひとつの習慣は、毎朝「頭をからっぽにする時間」をつくること。

「私はもともと考え込みやすい性格。だからこそ、1日15分、なにも考えずにぼーっとする時間をつくるようにしています。その時間のなかで考え込みそうになるときもあるんですけど、『あ、私また考えてるな』って客観的に自分を見て、心がからっぽになるように自分を誘導していくんです」

頭をからっぽにする時間を確保するために、おーちゃんはあらかじめカレンダーに「1人の予定の日」と書き込むそう。

「友達になにか誘われても、その時間は断って、意識的に1人になるようにしています。私にとってとても大切な時間なんです」

糸は必要最小限に、「編み物時間」を楽しむ

編み物中

編み物も、自分の気持ちを落ち着かせてくれる大切な時間。

「編むことに集中すると、思考が整理されるんです。ものを手放していくなかで、私にとって大事なのは、糸を集めることでも作品をつくることでもなく、ただ『編んでいる時間』そのものなんだと気づきました。そう思えるようになってからは、お気に入りの糸を最小限もつだけにして、穏やかに暮らすための手段として編み物を楽しんでいます」

おーちゃんは、必ずしも「ミニマリスト」という言葉にこだわる必要はないと話します。大切なのは減らしたものの数ではなく、手放すまでの過程や、暮らしの余白を見つけること。ものを手放してみることで、自分らしい住まい方が見えてくるかもしれません。