残暑が厳しいこの時季のヘアスタイルは、まだまだひとつ結びやまとめ髪がラク。でも、手抜きに見えたり、老け見えしてしまうことも。そこで、女性の髪に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに、ひとつ結びが簡単におしゃれに見えるヘアカットのコツをお聞きしました。50代の読者をモデルに、比較してご紹介します。

大人のヘア問題白黒つけます
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ひとつ結びで顔が全開になっていませんか?

さとゆみ:まだまだ暑さが続くので、髪をまとめたくなりますよね。

八木ちゃん:今日は、髪をまとめる機会が多いこの時季におすすめしたいカット法について話したいと思います。

さとゆみ:カット?

八木ちゃん:そうなんです。髪をまとめたりひとつ結びにするとき、顔が全開になってしまうのが嫌という方は結構多いんですよね。
でも、それは、顔まわり落ちる毛をカットでつくっておけばOKなんです。

さとゆみ:なるほど。

横顔の比較画像
読者モデルの花野さん。(左)顔が全開になる、(右)顔にかかる毛があるとほっそりすっきり見える

八木ちゃん:たとえば、この2枚の写真を見てください。左のひとつ結びよりも、右のひとつ結びのほうが、顔がシュッとして見えませんか。

さとゆみ:本当だ!

八木ちゃん:これは、顔まわりに落ちる毛があるからこそなんですよね。

さとゆみ:シェーディングみたいな効果があるんですね。

正面比較画像
(左)こちらも顔が全開になっているひとつ結び、(右)顔まわりに落ちる毛があるとおしゃれに見える

八木ちゃん:正面から見ても、その差はわかります。

さとゆみ:たしかに、顔まわりに毛があるほうが、おしゃれに見える。単なるひとつ結びではなくて、おしゃれなひとつ結び、という感じになりますよね。