サンリオの人気キャラクター「シナモロール」がもし違う世界で生きていたら…というコンセプトで生まれた「アイシナモロール」は、自分の心と体を大切にする「ご自愛」マインドを象徴するキャラクターとして共感を集めています。今回、書籍『アイシナモロールと“一緒にご自愛”』の監修者で心理カウンセラーの中島輝さんが、「自分を信頼できる感覚」をもつための5つの心がけを紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)挫折したときも自分自身で立ち直るために
「私なんて」
「これで本当にいいのかな?」
「こんな自分で申し訳ない」
「私のがんばりがたりないせい」
こんな言葉が口グセになっているのは、「自分を信頼できる」感覚がなくなってきているサインです。そんな人は、「根拠のない自信」という言葉に、抵抗をもつ人もいるかもしれません。でも、根拠がなくて全然OK! 「私には自信がある!」と思うことが根拠になって、自信をつくることができるようになるのです。
「自分を信頼できる」感覚があれば、挫折したときも自分自身で立ち直り、ふたたび立ち上がれるように。どんな困難な状況でも、人生をきり開けるでしょう。
また、自分の選択を信じられるので、直感力が鋭くなります。
自分の可能性は無限大! 次から次へと挑戦に踏みだすためにも、自分を信頼する力を育てていきましょう。
心がけ1:「根拠のない自信」を大切にする
私たちが感じることは、すべて自分自身がつくり出しています。勇気がなければ、勇気をつくればいい。自信がないなら、自信をもてばいいのです。
アメリカの思想家の言葉に、「根拠のない自信こそが絶対的な自信である」というものがあります。
社会的地位や能力などを根拠とする自信は、その「根拠」を失ったら、揺らいでしまうかもしれません。
でも、根拠のない自信は、そのままの自分でも揺らぎません。ありのままの自分に自信がもてているとき、その自信はとても強い力になります。
自分の心に「なんとなく、できそう」「やれる気がする」「おもしろいことになりそう!」という考えが浮かんだら、根拠がなくても大事にしてみてください。
自分をまず信じることは、決して簡単ではありません。それでも信じることで自信が生まれ、行動が変わっていきますよ。
心がけ2:「もう、やーめた!」と言ってみる
考えても仕方ないとわかっていても、頭のなかから消えずにグルグルしている悩みってありますよね。そういうときは「もう、やーめた!」と口に出して言ってみましょう。
これは、心理療法の現場で使われている「脱フュージョン」というテクニックです。
「フュージョン」とは「融合」「混ざり合う」という意味。人の感情はポジティブとネガティブが混ざり合った(フュージョンした)状態にあります。「脱フュージョン」とは、混ざった感情のなかから、負の感情をきり離すことを指しています。
「もう、やーめた!」と言うだけでもいいのですが、モヤモヤを紙に書き出して、それを見ながら言ってみると、より負の感情とさよならしやすくなります。
さらにミュージカルっぽく歌うと、より効果があります。自分で自分に思わずフフッと笑ってしまうくらい、コミカルかつ情熱的に歌いあげてみましょう!