物価の高騰が続き、あれもこれもどんどん値上がりしています。同じものを同じように購入していては、食費はふくらむばかり。「本当に必要? といつも問いかけながら買い物しています」と話すのは、ブロガーのやまだめがねさん(50代)。無理なく節約する方法を教えていただきました。

食費を無理なく減らす方法を紹介します
食費を無理なく減らす方法を紹介します
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習慣でなんとなくカゴに入れている食品は意外と多い

築40年の団地に暮らすやまだめがねさん

やまだめがねさんは築古の団地で夫婦ふたり暮らし。それほどぜいたくしているわけではないのに、黙っていても食費がかさむことには頭を悩ませています。

「今は義実家の片づけにも追われている状況。普段は自炊でも、片づけで遅く帰宅すると炊事する元気はなく、ついテイクアウトやスーパーのパック寿司を購入してしまうことも…。家計簿の帳尻を合わせるのに必死です」(めがねさん、以下同)

そんななか、めがねさんが実践しているのは、いつもの食品の「いる、いらない」を見直すこと。

「これ、ないと本当に困る? と時々考えるようにしています。きっかけになったのは、ヨーグルトでした。以前は無意識で買い物カゴに入れてしまっていたのですが、ふと気づいたら買わなくなっていて。たぶん、1回の買い物予算内におさめるために“今週はやめておこう”と思って買わずにいたら、そのまま買う習慣がストップしていました」

ヨーグルトは大好きだった、というめがねさん。

「一時期はヨーグルトメーカーを買おうかとまで考えていたくらい、毎日食べていたものでした。でも、ないならないでまったく困ることはなかったんです。そのことに自分自身も驚きましたが、買うことが当たり前じゃないと気づいたことで、食費のバランスがとりやすくなったと思います」

今は、たまに旅行先の朝食として出てくるヨーグルトを食べるのが新鮮に感じられるように。逆に旅の楽しみが増えた、と言います。