年末は家の片付けが気になりますが、仕事に家事に子どもの行事…とワーママの12月はとにかく忙しい。「全部やらなきゃ」と思うほど、なにも手がつかなくなる人も多いのでは。そこで、年末に「ここだけ整えればOK」という場所を紹介します。フルタイムで働きつつ、2人の子どもを育てる整理収納アドバイザー1級・よしいさん(30代後半)が教えてくれました。
すべての画像を見る(全7枚)全部は無理だから、年末は「ここだけ整える」と決めた
12月のわが家は、仕事納め・学校や保育園の行事・クリスマス・年末年始の準備で、とにかくやることが渋滞。実家は年末になると大掃除をガッツリやる家でしたが、正直、今の生活では大掃除は無理でした。
しかも「やらなきゃ」と思うほど、あせるばかりでなにも手がつかないんです。だから私は、全部きれいにすることをやめて、「ここだけ整える」と場所を絞ることにしました。
●片付けが苦手でも、この3か所だけなら続けられた理由
私はもともと30年以上捨てるのが苦手でした。しかし気づいたのは、家全体を完璧に整える必要はないということ。エリアを絞ると、
・時間がかからない
・判断する回数が少ない
・結果がすぐ見える
というメリットがあります。ですから、片付けがおっくうでもすぐに動ける「片付け筋」が働きます。その起点として、毎年必ず整えているのが次の3か所です。
1:玄関と靴箱は砂払い&水ぶきですっきり
年末は来客が増える時季。家の第一印象を決める玄関は、少しの手間ですぐきれいになる「見栄えコスパ」が高い場所だと思っています。私がしている習慣はシンプルで、
・子どものオモチャや靴の砂をパパッと払う
・サイズアウトした子どもの靴をその場で処分する
・靴箱をぞうきんで水ぶきする
・「10分だけ」と制限時間を決め、たたきの砂をはく
この4つだけです。
玄関は家の顔だからこそ、すっきりしていると、疲れて帰ったときでも気分を前向きにさせてくれます。
2:冷蔵庫を見直し。賞味期限ぎれの調味料は捨てる
年末年始は1年でいちばん食材が増えるタイミング。その前に必ずやるのが冷蔵庫の見直しです。
・賞味期限ぎれの調味料を処分
・使いかけのものを手前に出して使いきる
・「いつか使うかも」と残したストックの量を確認
・同じ種類のものが何本もないかチェック
ものが多い冷蔵庫はお目当てを探しにくいうえに取り出しにくいので、料理のストレスも倍増します。先にスペースをあけておくだけで、スーパーで買い込んだときでもラクになりました。




